スポーツ選手とコメント力と自分と……
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スポーツ選手は、その競技で結果を残すことが最重要なわけで、そこだけしっかりできていれば実際はオッケーなのだろうけれど、わたしは(というか、多くの日本人はのような気がするが)競技が終わった後の選手のコメント等を気にする人が多いように思います。
なんだか、「競技結果+コメント内容」で純粋な競技結果にプラスアルファされてその人を見る……ようなね。これって、私だけかなぁ……日本人的なのかなぁ……。
そう考えると、最近の「結果を残す」スポーツ選手って、とっても「コメント力」のある人が多いように思います。つまり、「なるほどなあ」「さすがだなぁ」「ほほほうぅっ、そういうこと考えるといい結果が出るんだ……」などと私自身の格言に結びつけちゃう感じ……なね。
羽生結弦選手なんて、その最たるものですよね。演技だけでなくて、その後のコメントがいつもいつも素晴らしいです。レジェンド葛西紀明選手もいつもさすがと思いますし、平野歩夢選手もすてきな言葉を発するようになったなぁ……と思います。そして、小平奈緒選手や高木美保選手の冷静、そして、聡明な感じのコメント、すごい。女子カーリングの方々も毎回、なるほどと思います。 さて、卓球界に目を向けると……と、なかなかはにかみ屋さん、恥ずかしがり屋さんが多いのか、もうちょっとがんばって!!と応援したくなる感じもあります。
ダントツに、卓球界でのコメントのうまさというか、さすがだなぁと思うのは水谷隼選手。過去には、このように記事にもなっていますね。 こういうのを目の当たりにするたびに、私自身のコメント力の無さにがっかりする自分がいるわけです。ボウットして過ごしているんだなぁ。あまり、瞬間瞬間的に物事を考えていないんだなぁ。そして、なにより語彙力が少ないんだなぁ。という感じです。
本学教職大学院に、廣瀨裕一先生(本学教職大学院専攻長)という方がいます。 いつ何時、コメントを求めても、突然、お願いしても、ずっと以前から考えていたのではないかと言う、「へぇ〜〜〜。なるほど。すごいなぁ。」という「お話」が返ってくるのです。
こういう方が近くにいらっしゃるから余計そう思うのですが、自分の「何にも無さ」加減が、もうなんだかなぁ……という感じです。
もうちょっと、敏感に生きよう。脳を使って生きよう。