コンセンサスを図る活動、つくる活動
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AmazonHP 「協同」による総合学習の設計―グループ・プロジェクト入門
Y. シャラン (著), S. シャラン (著), Yael Sharan (原著), Shlomo Sharan (原著), 石田 裕久 (翻訳), 伊藤 篤 (翻訳), 杉江 修治 (翻訳), 伊藤 康児 (翻訳)
本日の協同的な学習実践論は、上の本を参考に、コンセンサスを図る活動を体験してもらい、後半はコンセンサスをつくる活動をしてもらいました。
もともと、多くの方に使ってもらえる「教材」(今回の場合「物語(ストーリー)」は、何度も実証を重ねて、精査し、生き残ってきたものでしょうから話しをしていても、盛り上がります(といいますか、話が延々と続く感じがします)。つまり、複数人がいると、しっかりと意見がうまくわかれるようにできているわけですね。
そこで、「自分にとっての当たり前」が「他者にとっての当たり前」ではないことが、まざまざと感じるわけです。
そこに、唯一無二の正解がない時は、いかにしてその集団で「折り合い」をつけるか、ここが次の問題になってきます。
この「折り合い」の付け方でさえ、多種多様ですからね。ずっと意地を張っていた方が、「え?こんな折り合いの付け方(決着の付け方)でいいの?」なんていうときがあります。わたしにとっては、そういう折り合いの付け方が理解できなくても、それでいいというときがあるわけですよね。
うーん、わからんです。
でも、そういう異なる価値観を抱いた方々と、嫌な気持ちを持たずに同じ教室空間で過ごすことができるということが「人間関係形成」がとてもとても大切になってきている世の中にとって、求められる力であり、空気なのだろうとも思うわけです。
2018/05/10