なんとか200人を越える階段教室の授業を終える
わたしは、自分はとてもおもしろくない人間だと思っています。だから、複数の人数が集まったときはできるだけ黙っているか、聞き役に徹するようにします。本当に、客観的に見ても「つまらない」話ばかりだと思うので。だから、どうしても困るのが2人の時です。これも、できれば、一生懸命相手に話しをしてもらおうと、話を聞き役に徹しようとします。
日常生活がこれですから、授業で人前で話をするなんて、もう、とんでもないです。
本日、200人の階段教室での授業。
わたしのつまらない話を90分受けなければならない学生に申し訳ない気持ちで進めました。
昨年度も、一度、同じテーマで90分行っているので、昨年度の授業を少しリニューアルし、今年度版にしての90分。
眠そうにしている人、スマホで他のことやっているであろう人……そこかしこでいたように思いますが、本日の振り返りシートを見ると、ほとんどの学生がA4判1枚にびっしりと自分の考えを書いてくださり、これだけでうれしく思いました。時間をかけてじっくり読みます。それだけでも嬉しいのですが、授業そのものの進め方についても書いてくださっている学生がいて、それもまたうれしいことですね。
例えば、次のようなことです。
今回は物語形式で具体的にわかりやすく最高のクラスについて考えることができるから、なるほどと思う場面が多々あったし、これを参考に将来最高のクラスをつくるにはどうしたらいいかまでも考えることができたから、わたしの中ではこの3限で一番いい授業だったと思いました。
話し合いが多くとてもためになる講義をありがとうございました。
今回の授業のように、近くの人と話し合う講義が正直私は苦手です。しかし、今日は体験談なども含めた話し合いだったおかげか、とても楽しく主体的に参加でき、時間が足りないとすら感じました。
まぁ、この方々の個人的感想です(笑)。この方々がこのように感じただけで、下から見ていると、とっても退屈そうにしている学生、出席しなければならないからしかたなく出ている学生(のよう)がいることは、一目で分かります。あと、本日も使った岩瀬直樹さんの本の力がめちゃくちゃ大きく働いていますし。(つまり、わたしの力はほとんどないということ) 「全員に」を目指しますが、難しいです。わたしの腕ではできるものではありません。
そんな中、何か感じてくれる学生、少しでも得る者があったと書いてくれる学生、楽しかったと言ってくれる学生が、数人でもいてくれたことが「喜び」です。
もちろん、今後も、「授業」を進めていく人間なのだから、ちゃんと考え続けていかなければと思います。