ちょんせいこさんとの歴史的な授業が始まりました〜上越教育大学教職大学院必修の共通科目内で「オンライン・アクティブ・ラーニング演習」と題し,教師も子どももファシリテーターになろうという最初の一歩を体験してもらいます〜
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(上の写真は授業で,履修者たちに自己紹介をしているところ。Zoomでわたしたちにスポットライト設定をしているので履修者たちは写り込んでいません) 昨日(2022/04/22)は,わたしにとっても(たぶん)本学(上越教育大学教職大学院)にとっても(と勝手に思うことにしますが),歴史的な授業の第一歩を歩みだしました。 どういうことかといいますと,本学教職大学院の1年生全員が履修する科目(つまり必修科目ですね)の中において,本学と連携協定を結んでいる株式会社ひとまち代表のちょんせいこさんをお招きし,共に授業を進めたのです。 それではこのタイトルの通り,言行一致でいこうと,Zoomにて行うことに決めました。
この時間にちょんせいこさんをお招きして,ツイン講師として授業を進めたのです。
もちろん,本学教職大学院は理論と実践の往還をめざし,教師の専門性を磨き,現職の方にはより力を身に付けて現場に戻ってもらい,学卒院生には自信を持って現場に立ってもらうことを考えています。
ですから「オンライン・アクティブ・ラーニング演習」となっていますが,目指すは先生と子どもたちがファシリテーターになることを学んでもらうことであり、教師教育です。
せいこさんのいつものように,ノイズのないインストラクションのもと,初めてオンラインの場で出会った学生の皆さん同士でも楽しく親和的に活動を進めることができました。 短い言葉の中に,ファシリテーションの考え方や技術が学生さんの身体にすすすっと入り込んでいくこと,さすがです。 大学の授業ですから,90分という枠があります。
延長することはできません。
この授業のために2人で事前に話し合ったものの,実際に進行するのが今日が初めてだったので(場所はわたしは上越,せいこさんは大阪と離れています),頭の中で時間的に大丈夫かなぁとドキドキしながら進めていました。もちろん,ライブですし,活動中心に進めるというワークショップの形式ですから,想定していない細々とした出来事が生じるわけですがそれらをも楽しみながら予定通りに進めることができました。
さすがせいこさん!と思うと同時に,この2年,奇しくもコロナ禍ということでオンライン慣れしてきている学生の皆様の状態もわかりました。たぶん,コロナ禍前でこのような授業をするとなった場合,「Zoomって何?」「オンラインにつなぐだけで精一杯なのに,その上にコミュニケーション活動をしたり,ネット上のツールを使って操作するの?そんなの無理!」ってなっていたことでしょうね。
さて,200人を超える人数が受講する本科目ですが,一度に200人相手に「オンライン・アクティブ・ラーニング演習」をしたのではなくて,6グループに分けての演習になります。ですので,だいたい30〜40人程度での授業を6回繰り返す感じです。あと5回ほどせいこさんとの授業を続けます。
今年度のこの授業をきっかけとして,これからますます必要とされる「ファシリテーターとしての教師」「ファシリテーターとしての子ども達」「ファシリテーションで満たされる学級経営」を目指していきたいですね。
興味ある方,ぜひ,本学へ,そして阿部ゼミを訪れてみてください。