ちょっと悲しいことがあったけど、それを上回るほどの主体性を見せてくれた学生に拍手
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後期の授業もあと2週。
学部2年の授業も佳境に入っています…と言いたいところですが、インフルエンザの嵐に見舞われて次から次へと倒れていく(ちと、大げさ。休む)学生が大量に発生中です。これが悲しいお話。インフルエンザで寝込んでいる学生は大変でしょうからね。 で、次からが素敵なお話。
インフルエンザがわかった学生が次から次へとしっかりメールにて連絡をくれます。後日、診断書をお見せしますという文章をつけて。でもね、このように書いてくる学生さんはあえて診断書を出してもらわなくても大丈夫なんですよね。だって、本当にお医者さんに診断されたことがメールでわかりますから(笑)
とまぁここまでは素敵な話の前段です。本学の学生は当たり前にきちんとメールにて欠席届をわたしに出してくれていますということ。
で、このインフルエンザで欠席の一人に、本日の実験授業をする予定の学生がいました。これはいろんな意味で大変。まずは、この授業は来週の1回で終わりです。今週やらないとなると来週この方は授業をやらざるを得ません。しかし、来週も授業が割り振られている学生がいます。さてどうする…という話です。わたしとしては、授業予定の学生が休むということで本日の授業をどうするか…ということにもなります。でもね、ここからすごいんですよ。この欠席する学生は、来週授業をする予定の学生に自分がインフルエンザで本日(木曜日)の授業を欠席することを火曜日に伝えます。そして、できるなら自分の代わりに1週間前倒しして自分の代わりに今週、実験授業をしてくれないかとお願いしたのです。そしてお願いされた学生さんは、わかった。大丈夫。わたしがやるから」と言って引き受けて、本日、上のイラスト写真のように楽しい授業を展開してくれました。お願いする機転、お願いを引き受ける優しさ、素晴らしいと思いました。 そして次。
本日昼近く。そろそろ本日の授業のことを気にし始めた頃、メールが届きます。それはクラス代表の学生でした。本日、実験授業予定の学生がインフルエンザで欠席なのを知り、本日の授業がどうなるのだろうと心配して情報を伝えてくれると同時にクラス全体に情報を伝えますと連絡役を買って出てくれました。なんだかすごい。感動。
そして次々。
いよいよ本日の授業開始の時刻。いつもの教室に行くと普段は見ない学生がいます。学部2年生の選択の授業なので21名中18人は受講しているのですが、3名は別の授業を普段はとっているのです。その普段見ない学生はわたしの授業ではない科目を取っている学生でした。「あれ?どうしたの?」当たり前にわたしが尋ねます。すると「今日、自分が普段とっている授業が休講みたいなんです。だから、今日、先生の授業を受けたいなと思ってきちゃいました。いいですか」いいも何もインフルエンザで人が少なくなって困っているのです。大歓迎です。そういえばこの学生さんは、本当だったらわたしの授業に興味あったのだが、副免の関係で別の科目を取らざるを得なかったと話していました。休講になったら、1時間ぼうっとしていたり、他の科目の課題に取り組んだりしてもいいはずなのにわざわざ興味を持って授業に来るなんてなんて素敵なんでしょう。
という感じ。インフルエンザでお休みが多いのは残念だったけど、素敵なエピソードがたくさんあった本日の授業でしたとさ。