さすがな授業〜水落研OBの目標と学習と評価の一体化をもとにした授業
まず
修了して半年あまり。
水落研究室の面々が周囲にいない(つまり、「目標と学習と評価の一体化の理解者、仲間がまだいない)中、しっとりと学級全員が互いにそれぞれの目標を達成し合おうと取り組む子どもたちの姿に感動しました。 水落研究室のもとで、「考え方」の本質、そしてその本質を現実のものにしていくための技術、これらをしっかりと「把握している」「理解している」ことの強みを生かした授業でした。
わたしが時々書きますが、「しっとりとした『学び合い』」になっていました。つまり、子どもたちの間には「わたしたちこんなに学び合っていますよ!わたしたちを評価してください!」みたいな大げさな承認欲求を目指した自己表出ではなく、授業の目標を達成するために『学び合い』をす、また『学び合い』をした方が効率的、わかりやすいということを子どもたちがわかっている、実感しているということが見ていてわかりました。
キャラクターといってしまうと終わり、といいますか他の方々にはどうしようもない話なので、できるだけキャラクターによってたたない話にしますが、授業者の「立ち位置」、哲学というところまで言いますと大げさですが、「こんなところを目指したい」という思いの言動を一致していくところが授業に表れているのだと思います。例えば授業者の柔らかな話し言葉などがその表出している一つです。
そして
その後の、水落先生の講話は、なるほどの連続でした。
毎回の話に、最新トピック(わかりやすいデータ中心)を絡ませてお話を作られます。似たようなことを考え、似たような話をしているつもりの自分ですが、どう考えても、水落先生の話の組み立て方、話の進め方、そして、話術の方が聴き手を納得させること、しきりです。近くにいる機会をいただき、学ぶことができて得をしています。