「第2回学級経営実践セミナー」前日(とっても恥ずかしい)ドタバタ記
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しかし、ここに参加し、始まるまで、「どうしようか自分!」という情けない時間帯がありました。まぁ、ネタになりますし、自分の思い出に昇華するつもりで記録を残しておきます。
その日(つまり、前日、2018/09/21)は久しぶりの北海道、そして、そのためには苦手な飛行機に乗らねばならないと言うことで緊張していました。飛行機が苦手で怖くて、人生で10回も乗ったことがありません。ずいぶん昔、20年近く前、上條晴夫さんと蔵満逸司さんが勤める奄美大島へ一緒に飛行機に乗っていった時、 「あべたかさんの体の震えがとなりにいても伝わってきた」
と言って笑われた記憶があります。
とにかく、万全を期す形で飛行機に乗ろうと、新潟空港へ余裕に到着しました。(この余裕がいけなかったのかもしれない…)
わたしが、出発する飛行機の便は19:10。この日、新潟空港から飛び立つ最終便でした。
保安検査手続きが始まった時、すぐに中に入り、搭乗手続き口前の椅子に座って待機。よし、万全!
あとは、ちゃんと飛行機が北海道に着陸してくれれば…と思ってドキドキしていました。
その時、飛行機の中で読もうと、上の本を取り出し、読み出してしまったのが運の尽きでした。
最近のわたしにしては珍しく、本の内容に集中してしまったのです。知らず知らずのうちに時間が過ぎていき、アナウンスが入りました。
「搭乗手続きを始めます。チケットをお持ちの皆様全員ご入場ください。」
さて、飛行機の中に入ろうと思い、立ち上がり、バッグを持とうとしました。すると…あれ?変なところのポケットの口が空いています。ここはいつもは、財布など諸々を入れておくところ…。あれ?と思って手を突っ込んだら…
なななななななななな、ない!
財布がない!!
瞬間、顔が真っ青になりました。
飛行機飛び立つ、10分前。
搭乗手続きに立つ、係員の方に近づき話しました。
「すみません。急なことでお話があります。財布を駐車場に停めてある自動車の中に置いてきてしまいました。今から取りに行くことはできますか?」
「(素敵な笑顔で)いえ、できません。もし、お戻りになるとしたら、この飛行機はキャンセルになります。財布を持たずに乗るか、キャンセルするか、1分以内にお決めください。」
ゲッ!
まぁ、そうでしょうね。
で、頭の中で所持金0円で飛び立つかどうか、一瞬迷いました。乗ってしまえば所持金0円でもなんとかなりそうだし、実際、なんとかなったのかもしれません。しかし、わたしは、財布を自動車にむき出しのまま置いておくことにちょっとした心配と恐怖があったのですね。そこにはカードその他、物理的なわたしの大切な全てが入っていたので…。
早く決めてほしいという、係員の笑顔の奥を感じたわたしは…
「はい。じゃあ、キャンセルします。」
と伝えました。
もう…。
余裕をもって、動いていたのにもかかわらず、こんなことになってしまって悲しくて悔しくて仕方ありませんでした。理由は、2つです。これ、結果的にわたしとしては余裕を持ったからこその失敗でした。
第一に、余裕を持って空港に到着したために、自動車内でいろいろと持ち物の整理確認をして、その時、財布の中身も確認しながら財布の整理をしたのです。財布をいろいろと触った後、(どうしてだかわかりませんが)他の作業をしていたのでしょう。自動車から出る時、財布をバッグに入れないままに出てしまったわけです。
第二に、保安検査を終えて搭乗口近くの椅子まで行って、席に座った時、例えば、読書の世界にどっぷり浸らずに、売店で飲み物を買うとか、そこで、改めてバッグの確認とかをして入れば、財布がないことに気づき、その時点でなら駐車場に走って戻って帰ってくるという選択もできたかもしれません。
本当に悲しい話でした。
さてさて…。
とにかく飛行機に乗れなかった私。
ここからが、今後どうするか、さっと動き出さなければなりません。
このわたしが乗るはずだった19:10は、新潟から北海道へ飛ぶ最終便でした。
すぐに、明日一番の飛行機のチケットを取ることができないか確認しました。
すると、新潟発7:40のがあって、北海道には9:00に到着することがわかりました。残りチケットはあと数席ということで迷わずそれを確保してもらいました。
第2回学級経営実践セミナーin北海道は、10:00開始です。うまく交通機関の時間の遅れがなければ、数十分遅れで会場に到着する感じとわかりました。本当は、早めに会場に入り、少しでも事務局の皆様のお手伝いをしたいと考えていたのに…情けなく思いましたが、なんとか、自分が話をする予定の時刻10:30よりは前に到着できそうです。 二人ともどんな顔をするだろうと思いながら…。
お二人から返ってきた返事は、とてもホッとする内容でした。
優しい二人からの返事に心が穏やかになりました。
こういう方々と仕事ができるわたしは幸せです。
ありがとうございます。
さて、次に考えたのは、その日の夜の過ごし方です。
上越から新潟市までは、高速でほぼ2時間ほどかかります。今から上越に戻り、再び、7:40目安に新潟空港へ戻ってくる選択肢は(あるにはありますが)やりたくありません。かといって、今更、新潟市のホテルをとるのもいやです…。 残るは…。
そうです。こういう時のために(本当か!自分!)、キャンピングカーに乗っていたのでした。
2箇所の場所をすぐに検索。
一つは、日帰り温泉が近くにあるか。
もう一つは、車中泊する場所が近くにあるか。
です。
運のいいことにありました。
ほっ。
日帰り温泉で、夕食を食べ、そこにある漫画を読んで、閉店近くの0時近くまでいて、道の駅に移動。
キャンピングカーの中でベッドメイキングをして、熟睡して、6時に起床。
空港へ行き、今回はちゃんと忘れ物ないかしっかり確かめて、心臓の鼓動が高いまま、登頂手続きを済ませ、飛行機へ。
定時(7:40)に飛び立ち、定時(9:00)に北海道に到着。
9:15のエアポート号に急ぎ足で乗り込み、札幌駅に10:00に到着(少し遅れがありました)。
タクシーに乗って移動。
会場到着、10:20。
ほっ。なんとか体面を保つことができました。
山田先生から、時間通りで大丈夫かの確認を受けて、少し、意地で
「大丈夫です。全然問題ありません」
と伝え、10:30から自分の第1回目の時間。
ほっとしました。
あ〜情けない。ほんと、情けない。
少しはちゃんとした自分になろう。
よし!がんばる!