Audible感想「模倣犯」
https://m.media-amazon.com/images/I/51uuysN12YL._SL500_.jpg https://m.media-amazon.com/images/I/61fEh23m8EL._SL500_.jpg https://m.media-amazon.com/images/I/61bJhfAHaSL._SL500_.jpg https://m.media-amazon.com/images/I/51cGPv3Z8vL._SL500_.jpg https://m.media-amazon.com/images/I/61Cwm-tdRvL._SL500_.jpg
ちょうど,「5巻」の後半部分に差し掛かり,長々と時間をかけて聞いてきた壮大なストーリーでしたが,最後まで一気に聞いてしまえぇっ!と思ったのです。
ちなみに,各巻の所要時間を書いておきました。
ものすごい長さでしょ(笑)。
みなさん,Audibleを聴くときってどういうシチュエーションで聞いていますか?
もし,わたしが高校,大学時代のように電車通学だったら間違いなくこの時間Audibleの時間になっているだろうなぁ。
もし,わたしが小学校教員時代のように自動車通勤をしていたら間違いなくこの時間Audibleの時間になっているだろうなぁ。
ということで,わたしは基本,Audibleを聞く時間が基本的にありません。
数ヶ月に1度,福島の実家へのドライブがあります。
行きに(およそ)4時間,帰りに(およそ)4時間。
このときがわたしのAudibleタイムです。
なので,上の「模倣犯」ですが,めちゃくちゃ時間をかけてきいてきたことがわかるでしょう。
そういえば,今の若い方々は,映像等々を1.5倍や2倍速などにして聞いたり,見たりする文化があるようですが,昭和生まれのわたしはそれはできません。なんというのでしょうかね。その時々を味わいたいので,じっくり聴きたいし,観たいわけです。
そういえば,映像を早送りして見る方の全員がそうではないかもしれませんが,早送りにして見る方は,一度見てから再度,見直したり,山場の部分を何度も見たり,気になるところを見返したりするというようなことを聞いたことがあります。
わたしは,通常の速度(1倍速)で見ますが,その代わり,一度見た映像,一度聞いた音声,一度読んだ本は,基本的に二度と見直したり,聞き返したり,読み直したりしません。再度,そういうことをするのなら新しいものに手を出すという感じです。
もちろん,わすれちゃっているのですけどね。それでも,再度というのはわたしにはないです(笑)。
だから,だからこそ,聞いているとき,見ている時,読んでいるときは「本気(と書いてマジと読む)」です。
妻が時々,わたしがテレビを見ている横で声をかけます。
「なんで,そんなに夢中になって見ているの?」
そんなの簡単です。
見ると決めたときは,全集中で見る!
です。
運転しながらAudibleを聞くときはまぁ,大丈夫です。
これは,とても効率的です。
どこか目的地に向かっている時に物語を味わえるわけですからね。
でも,Audibleを部屋などで聴き始めたら真逆といいますか,とてもとても非効率的な時間を過ごしている感覚になります。
なぜかといいますと,部屋にAudibleの音声が流れるわけですが,その間,わたしはダラ〜っとソファに座っていたり,寝転んでいたり,するだけですから。
そう,耳に全集中なので。
なので,基本的に運転時以外は,Audibleを聞かないようにしているのですが,お話が盛り上がりすぎて,今度,いつAudibleを聞けるかわからない(いつ長距離ドライブをするか予定が見えない)ので,
「えいやっ,もう,今週末はダラ〜っとして動かず2日間Audibleに体を預けてやれ!!」
と思ってAudibleに身を任せたわけです。
あっ,「模倣犯」の内容に関して全然書いてないや。
とにかく,すごかった。
宮部みゆきさんの頭の中ってどうなっているのだろう。
伏線に伏線はりまくって,どんどん回収しまくって……。
という物語。
登場人物一人一人を当事者に見立てて書いていくものだから,一人ひとりに感情移入をしてしまう……。
そして,最後の最後に「模倣犯」の意味がわかる……感じ。
随分前の小説だから,今さら「模倣犯かい!!」とツッコミを入れたくなる人,たくさんいるだろうなぁ。
はい。今更模倣犯なんです。
で,めちゃくちゃやられました。
どっちもすごいな。
両巨塔だな。
こういうお話って,ほんと,どうして創っていくのだろう。
まったくまったく想像できない。
さて,次のAudible。