2020年度第1回阿部ゼミ全体会(仮)
https://gyazo.com/980177d6c934c82a58a722f76d69867f
その前に1回くらい(汗)は今年度のゼミをZoomで開いておこう
このZoomを使ったゼミの経験が4/13以後のヒントになるといいな
と思っての開催をしました。
もはや、数ヶ月前の状態と異なり、ネットを探すといろんな方がZoomを使った授業の報告がなされています。Zoomでなんやかやというのは特段真新しいことではありません。
その多くの方々が語るとおり、「直接、物体のやりとりができない」「におい(香り)を伝えられない」ということ以外は、ほとんど教室内で行う授業とほぼ変わりなくできます。
そうなったとき、表出される違いは、少しのICTスキルの違いと、多くの場合、(ICTが学校現場に導入されたときにもよく言われたことですが)どんな「授業観」であるか、というところで授業進行が異なるのでしょう。
わたしの場合、実際の教室で行う授業もそうですけれど、Zoomでも、最初に目的等を含めたインストラクションを行った後は、
を使って参加者相互の活動におまかせする形です。
オンライン共同編集ツールは、GoogleClassoomを基地として、Googleの各種サービス(ドキュメント、スプレッドシート、スライド)がダントツに使えますよね。これだけでもやりたいことの多くはカバーできます。 ここからは好みになるのでしょうが、その中でもわたしは「Googleスライド」の使い勝手が抜群と思います。 もともとの使い方のデフォルトである「プレゼンテーション」のためはもちろん、共同編集できるホワイトボードツールとして考えるととってもいい感じです。
で、いろいろと活動的に取り組んでみました。
時間がなくて、一緒にはできなかったけれど、
もゼミ生に紹介しました。このサービスはMicrosoftが無料で提供していると同時に、今までになかった発想の「動画共有教育サービス」なので、うまく使えいないものかなぁ……と思案しています。
4月20日から困ること
というように、わたし個人を中心に考えるのなら、100%オンラインの授業(各自が各自の場所から各自のインターネットデバイスで集まって双方向に行う授業)であるのなら、全く心配していません。
でも、あれですか、この場合は学生たちの通信環境がとても問題視されるわけですね。うーん、そこを忘れてた。いつもながら抜けてる。
加えて、面倒なのは、(今のところ)予定されている4月20日からの授業です。
受講生が教室に集まった上で、三密を意識した授業進行を行わねばなりません。もう、めちゃくちゃやっかいだわぁ。
リアル・コミュニケーションとオンライン・コミュニケーションの違い
もともとコミュニケーションの距離感が近い方や、肌と肌のふれあってのコミュニケーション(例えば、肩を組んだり、「何バカな話ししてるんだよ」みたいな感じでポコッと背中を叩いたり、テレビで見るようななにかあると相手の頭(髪の毛)をクシャクシャッとしたり)を好む方にとって、オンライン・コミュニケーションはもどかしいし、表情が読み取りにくかったり、香りが届かなかったり(一緒に存在する)空気感が乏しくて、物足りなさや心配、不安、はたまたストレスがたまる方もいるのだろうと予想します。
逆に、上のような意味でのリアル・コミュニケーションが苦手な方はもともと存在していたと思います(なんてったって、程度の差はあるでしょうが、わたしがそうです)。でも、「苦手」であって、「嫌い」とか「いや」ではないし、「コミュニケーション」の「必要性」や「素晴らしさ」「有用性」は知っているし、実感しているし、体感もしているわけです。
このリアル・コミュニケーションにとって、Zoomのようなウェブ会議サービスはとても魅力的です。
「メール」や「チャット」「メッセンジャー」のような「即」言葉のやり取りができるサービスはありましたが、どれもそれも「テキストコミュニケーション」でした。それが「解像度」は低いけれども、「表情」や「声のトーン」等を確かめながら話をすすめることができるのです。