20180113 土井隆義「友だち地獄」感想
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41cxLhkhO2L._SX302_BO1,204,203,200_.jpg
AmazonHP 友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル (ちくま新書)
昨日の「関ヶ原」(20180112 司馬遼太郎「関ヶ原」感想)もずいぶん月日をかけて読んだけど、この本はもっと長い月日をかけて読んだ。
たぶん、夏くらいから読んでいたのではないだろうか。
読み終わったのはいいけれど、最初の頃の話、エピソードを忘れかけている。
とはいっても、この副題になっている「空気を読む」ということ、そして、文中でたびたび出てくる「優しさ」「優しい関係」であるがゆえに、生きづらさを抱えたり、逆に優しくあろうとして、人を傷つけたり、なんでそんな行為を!と思わせるようなことをしてしまったりするということは、(無理矢理若者感覚に近づこうとしているのかもしれないけれど)分かる。
小中高校生、そして、大学生に至っても、とにかく、わたしとはなすことも含め、それ以上に、友達と話すときに、「バカ話」をしているように見えて、実は、その個人個人との「距離感」を一生懸命とりながら、自分なりの心地よい距離感を掴んで話しをしようとしていることがわかる。
(というか、わたしも実はそんな感じなんだよなぁ……)
これらも含めて、人と人との関係についての本は読みあさり続けます。
わたしの純粋な興味関心の一つなので。
#読書 #土井隆義 #ちくま新書 #★★★☆☆