1つ目の学校支援プロジェクトセミナー終了〜学生と連携協力校の先生とのやり取りを見て,よい経験をさせてもらったなぁと実感する〜
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今年度,わたしのゼミでは4つのチームを組んで学校支援プロジェクトを行っていたので,4つの学校支援プロジェクトセミナー(言わば,学校支援プロジェクト報告会)があります。
その1つ目が本日ありました。
発表練習等は事前に大学で見ています。
だから,わたしの興味は,この発表を見聞した先生たちの反応です。
学生たちが協力校に入っていって喜んでくださっているのはわかっていました。でも,それは「マンパワー」から。とにかく「猫の手も借りたい」学校現場ですから,「人の手」が増えるのは絶対的にうれしいはずです。
ですから,「人の手」に加えてどれだけ,大学で学んだことを現場に役立ててもらえるか,役立つように働きかけられるか。
ここのチームは,「ホワイトボード・ミーティング®」の力を借りて,大きく2つのことを行っていました。
1つは,毎週定期的に1週間の振り返りを「ホワイトボード・ミーティング®」の定例進捗会議フレームを用いて行うこと。各学級担任が,自分の教室で起きていることを見つめ返すことが印象的でした。
2つは,ホワイトボード・ミーティング®の「質問の技カード」を用いて,各教室(4学年)でペアコミュニケーションを進めること。子どもたちが穏やかになり,友だちの話を聞き入れていく様子が印象的でした。学校環境適応感尺度(ASSESS)を実施前後にとりました。変容が見られないところもありましたが,向社会的スキルが有意に向上した学年があり手応えがありました。今年度は,実験的に導入させてもらったので,もっと計画的に進めることができれば確実にデータとして示すことができそうな感じでした。
全体発表の後,学生と関係教職員とが個別的に学校支援プロジェクトの振り返りをする時間を設けてもらいました。
その時の様子が,とてもよかったのです。
互いに笑顔で,うなずき合い,認め合い,相手を思いやり,そんな姿が随所に見られました。
ああっ,わたしにはそこに混ざることができない,濃厚な,濃密な,時間を過ごすことができたのだなと感じました。
個人の研究や授業をチャレンジさせてもらったのはもちろん,チームとして大きく関わることができる第一歩だったと感じます。
貴重な時間を共有していただき,感謝いたします。