映画感想「殺人者の記憶法」
あらすじ
獣医のビョンスはアルツハイマーで元連続殺人鬼という顔を持ち、びひの出来事を“ 録音”することを習慣にしていた。ある日、接触事故を起こし謎の男テジュに出会う。その目つきに彼もまた殺人鬼だと革新し、警察に通報するがまともに取り上げてもらえない。やがてテジュはビョンスの愛娘ウンヒの彼として目の前に現れる。
感想
2000年代に入り、エンタメに関しては(他もか?)、圧倒的に差をつけられてしまった感がある。
人口比で考えるとちと悲しい。
この映画もよくぞ考えるなぁというストーリーであり、各役者の演技も素晴らしかった。
まず、元殺人鬼がアルツハイマーにかか里、近くに現在の殺人鬼(かもしれない)人物が現れるという設定を考えただけで、ヒットでしょう。
もちろん、ここから、さまざまな伏線がはられていくわけだけど、どうなるのだろう、この場合、こちらの立場で考えるとそうなるのか、とか、見てて頭が混乱してくる。
映像の殆どが、主人公(アルツハイマーの元殺人鬼)で描かれるので、映像やストーリーが「あれ?)というところがたくさん出てくる。
それは、視聴者をだますというよりも、主人公からしたらそう見えるということなので、混乱すると同時に説得力あるし、見てて怯えてくる。
そういう事件性だけでなく、登場人物の心情もしっかり描いており、さすがと思った。