授業づくりネットワークNo.39―探究する教室(授業づくりネットワークNo.39)
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ネットワーク編集委員会
授業づくりネットワークNo.39
2020/07/20
学事出版
AmazonHP 授業づくりネットワークNo.39―探究する教室(授業づくりネットワークNo.39)
一言
本号のテーマは、「探究」です。 教育界の1つの流れとして「探究」が最近注目されるようになっています。 しかし、他の教育用語同様に「探究」と言う言葉1つにしても、考え方や捉え方、進め方は人それぞれで統一されている感じがしません。 だからこそ実践したり研究したりしていく面白さがあると思いますが……。 今号では、その「探求」を様々な人が様々な視点で語ることで整理をしたり、または広げたりする 試みを本誌でしています。 ぜひ皆さんの頭の中にある「探求」を 深めてみてください。
私は、パート2で書評を書いています。 私を実践研究の世界に導いてくれた師匠でもある上條晴夫さんが書かれた「見たことを作文でふしぎ発見」です。 現場に入る頃、私も夢中で「見たこと作文」に取り組みました。今だからこそ「見たこと作文」に取り組んでみる価値があると考えます。 うまく書けているかどうか分かりませんが、ぜひ皆さんも「見たこと作文」に取り組んでみたらいかがでしょうか。
特徴と目次
生徒自らが課題を設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・協働したりしながら進めていく学習活動「探究」。
小学校や中学校では既に「総合的な学習の時間」の科目として実施されており、高等学校でも「総合的な探究の時間」などの科目として次年度より全面的に実施される。
従来の授業と大きく異なるこの学習が導入に至った現在、あらためてその意義と実践を今号では解説する。
もくじ
探究する教室
【巻頭座談会】
探究を何のために使うのか
奈須正裕×藤原さと×田中理紗×川本敦
誌上レポート
プロジェクト型学習のリアルとカオス~深谷新教室の「探究」する学び~ 佐内信之
巻頭言1 授業づくりネットワークと「探究」 石川晋
巻頭言2 『アプレ・クー(事後性)』という未目標―予定調和の無い学びの場 木幡寛
パート1 どうやる? 探究学習
みつかる+わかるスパイラルで探究をデザインする 市川 力
自分に繋がり、社会に繋がるための探究 青木芳恵
イエナプランスクール大日向小学校での実践~ワールドオリエンテーションの探究~ 原田友美
「算数アドベンチャー」算数の美しさとは? 伊垣尚人
生徒も教師も変わる「質問づくり」〜中学校理科の授業記録〜 井久保大介
〝活動あって学びなし〟に陥らない まだまだ遅くない一人1台端末の利活用と総合的な探究の時間の一歩目 横尾圭二
定時制高校にサリサリストアをつくる~「ふまじめ」な授業づくりが「探究」を加速させる~ 伊藤晃一
子どもたちが地域を変える! ~外部人材と協働したコラボレーション授業~ 菊地南央
探究的な学びとクラスづくり 小川雅裕
特別寄稿
「追究の鬼」を育てる有田和正の授業と「探究」 古川光弘
パート2 「探究」を考えるための本
『見たこと作文でふしぎ発見』阿部隆幸
『授業をみがく─腰の強い授業を』長瀬拓也
『「追究の鬼」を育てる』樋口綾香
『PBL 学びの可能性をひらく授業づくり』京野真樹
『共に学び共に生きる1・2』片岡利允
『ロウソクの科学』『雑草のくらし あき地の五年間』小島章子
『だれもが〈科学者〉になれる! 探究力を育む理科の授業』佐藤充恵
『子どもの「問い」が立ちあがる』サルバション有紀
『山の村から世界がみえる』藤倉稔
『「探究」する学びをつくる 社会とつながるプロジェクト型学習』井上太智
『センス・オブ・ワンダー』藤原由香里
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