授業づくりネットワークNo.37―多様性を受けとめる教室 (授業づくりネットワーク No. 37)
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一言
久しぶりの『学び合い』の文章、そして、久しぶりにそれなりにまとまった分量、そして、「教室における多様性」にからめて書くということで悩み迷いながら書きました。
本誌全体に関して言えば、大きくは「大切」だし「重要」だし、「当たり前」の感覚になってほしいと多くの方が思いながらも(少なくとも反対はしないであろうと思いながらも)、現場的に見ると理解が進まず、日常や、実践の中にもなかなか落とし込んでいかない、いけない、「多様性」というところにずいぶんと踏み込んでいる内容だと思います。
コロナ禍の今と絡めてかいていることも大きいですね。
手にとっていただけたらうれしく思います。
特徴と目次
令和2年10月7日、中央教育審議会初等中等教育分科会は「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(中間まとめ)」を公表した。その中で改革の方向性を6つ示しているが、その一つ目が「学校教育の質と多様性、包摂性を高め、教育の機会均等を実現する」ことだ。
それぞれの立場で、どう実現していくか――。
多様性の保障が強く求められる今、インクルーシブ教育を改めて問い直す!
もくじ
多様性を受けとめる教室
~インクルーシブ教育を問い直す~
【巻頭鼎談】
特別インタビュー 教室の中の多様性~LGBTQを考える~ 井手上漠 子どもにとって、小さなおもしろい制約をどう作るか 湯藤瑞代 この1年を、いつか笑って思い出せる日々にするために 本田明菜 喪失と諦観のあとで〜野球部の3年生たちとの日々〜 杉本直樹 「わたしには力がある」という感覚を取り戻すこと 藤原由香里