学級経営が主役のカリキュラム・マネジメント―キャリア意識を育むコラボレーション授業の実践
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学事出版HP 学級経営が主役のカリキュラム・マネジメント―キャリア意識を育むコラボレーション授業の実践
著者 阿部隆幸 菊地南央
特徴
この本には、「学級経営」「カリキュラム・マネジメント」「コラボレーション授業」「キャリア教育」「日常生活活動」という言葉、考え方、進め方がそこかしこで入ってきますが、主張していることはとてもシンプルです。
AI(人工知能)やロボットの進化等、Society 5.0を生き抜いていく子どもたちを見据えたとき、その子どもたちの「幸せなライフスタイルを築くために学校教育ができることとは何か」ということを考えて、具体化して、教室や学校の中で興味関心を抱いた方々が取り組みやすいような形にしたものを提案したものです。
そう考えた時、「学級経営」を主役におき、学級経営の目指す方向性に「キャリア教育」を据えて、その具体的な実現には(わたしたちが提案する)「ケイエイ・カリマネシート」を用いた「カリキュラム・マネジメント」を考えた上で、「コラボレーション授業」や「日常生活活動」を展開していくことを提案します。
これらの用語一つ一つは、この短文では伝わりにくいと思いますが、ぜひ、本書を手にして具体的な意味、内容、それぞれのつながりを吟味してみてください。本の中では「理論」と「実践」をわたしたちなりにうまく説明しているつもりです。また、最後の著者同士の「対談」では、「理論」と「実践」の間(隙間)を埋めるようなやりとりがされていると思います。
うまくみなさんの教室に取り入れてもらえますように、みなさんの教室にフィットできるように、授業をデザインできるように、応援いたします。
内容紹介
総合的な学習の時間や生活科など教科が軸になりがちなカリキュラム・マネジメントに代わり、“学級経営"を軸に展開するカリキュラム・マネジメントを新提案! 【学級経営/小学校教師対象】
★目次より★
第1章 学級経営が主役のカリキュラム・マネジメントの考え方、進め方
こんな授業展開って楽しそうでしょ
カリキュラム・マネジメントの必要性と現状、そしてこれから
学級経営とカリキュラム・マネジメント
「ケイエイ・カリマネシート」の見方、考え方、作り方
学級経営とキャリア教育
学級経営とコラボレーション授業
第2章 キャリア意識を育むコラボレーション授業とは
外部講師を招いた授業の先行事例
コラボレーション授業とは(コラボレーション授業の魅力)
授業に三つのCが存在すること
コラボレーション授業後のリフレクションを行うこと
コラボレーション授業とキャリア形成の関係
第3章 学級経営が主役のカリキュラム・マネジメントの実際~コラボレーション授業と日常生活での取り組み~
■コラボレーション授業の実践事例1
食べて元気に! ~食育モンスターで学ぼう~
■コラボレーション授業の実践事例2
イタリアンシェフと一緒にハンバーグ定食を作ろう!
■コラボレーション授業の実践事例3
自分の意見を新聞に投書しよう!
■コラボレーション授業の実践事例4
語りつなぐ ふるさと新殿
■日常生活での取り組み1
学級生活向上プロジェクト会議
■日常生活での取り組み2
係活動
■プロジェクト活動から生まれた日常生活での取り組み1
会話のプロフェッショナル
■プロジェクト活動から生まれた日常生活での取り組み2
6つのこころ・目指せ! 礼儀マスター
第4章 キャリア意識を育むコラボレーション授業導入マニュアル
1年に10回もコラボレーション授業を開くことができるコツ
見通しを持つ
協力してくださる外部人材を探す
コラボレーション授業を行う際の注意点
地域の方が、誇れる学校を
第5章 対談 幸せなライフスタイルを築くために学校教育ができることとは何か~学級経営が主役のカリキュラム・マネジメントの実践から考える~
学級経営で大切なこと
学級経営とカリキュラム・マネジメント
コラボレーション授業という発想
日常生活の中でのプロジェクト活動という発想
キャリア形成に向けて
#著書 #執筆