分析ワークシートの作り方
from 第10回 パイロット・インタビューから学ぶインタビューの実際
分析ワークシートの作り方
p157-
M-GTAではテクスト(ローデータ)から概念やカテゴリーを生成するまでの分析プロセスに,この「分析ワークシート」を一つ噛ませることによって,データに基づいて概念を生成してきたということを担保しようとしているんだ。この「分析ワークシート」を作成する点が,他のGTAと比較して,M-GTA特有の手続きと言えるかもしれないね。
https://gyazo.com/0d7b38c830e2b3f478c5f5055a89b027
木下康仁:「グラウンデッド・セオリー・アプローチの実践−質的研究への誘い」弘文堂,p188,図2-9,2003.
この「概念名」のところに,たとえば,「自己理解の促進」って入れればイメージしやすいと思う。で,定義をするんだ。この定義はまだやっていないよね。でもその定義付けは,あとでやっていけばいい。むしろヴァリエーション,つまりその概念に当てはまりそうな具体例のほうが,直感的にわかるじゃない。これはこれだなって。分析ワークシートにはその該当箇所の文章を載せることになるから,該当しそうなヴァリエーションをテクストから分析ワークシートにコピペ(コピー&ペースト)しちゃえばいい。
「理論的メモ」っていうのは,他の概念との関係を書いておいたり,何か気づいたこととか,留意点とか,迷ったこととかがあったらここにメモしておく。基本的に,この分析ワークシートのフォーマット(資料11-1)に沿っていろんな概念ごとに作っていくれればいいんだ。
項目
概念名
定義
ヴァリエーション(具体例)
理論的メモ
p165
https://gyazo.com/1c909e2996f13b3b6e5afbd185724cd9
個人メモ
カテゴリ生成の方法,概念生成の方法