『学び合い』×ファシリテーションで主体的・対話的な子どもを育てる
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AmazonHP 『学び合い』×ファシリテーションで主体的・対話的な子どもを育てる!(阿部隆幸・ちょんせいこ)(学事出版)
ちょんせいこさんと共に書いた著書です。
『学び合い』は考え方でありあり方です。『学び合い』を単なる技術として、または、学級をうまくまとめるための方便とか集団活動をうまく回すための技術などと思って使っている人(もしくは意識しないまでもそのように使っているなあとわかる人)がいます。残念だなぁと思います。
子どもたちが、結局のところ『学び合い』人にならないというか、「学び合わせて」いる状態から脱皮できないでいるのですね。
でも、『学び合い』は考え方でありあり方という字面に正面に向き合って、その額面通りに読み取ってしまう人は、『学び合い』を進めるにあたり技術は敵だと思う人もいるようです。
そんなことはありません。『学び合い』は考え方でありあり方を背景に、いろんなことをしていいのです。だって、『学び合い』は考え方でありあり方なのですから。
ですので、その一つとしての提案をしてみました。
つまりは、この本で提案していることが「唯一無二」のものではありません。『学び合い』に立脚した他の「技術」もあるはずです。「技術」を極力そぎ落とす、使わないでいく方向もあるでしょう。
要は、目の前の学習者一人一人に安心、安全を与える環境になっているか、そして、そこから前に進める準備となっているかということだと思います。
『学び合い』でいろいろと悩んでいる方、ぜひ参考にしてください。読んだ後、これを取り入れる取り入れないの判断は自由です。取り入れないとしてもこういうことを知っているというのも世界がちょっと広がったといえるのではないかと思います。
内容紹介
『学び合い』×ファシリテーションで子どもが変わる!
対話のないクラスは、『学び合い』がうまく機能しません。しかし、対話は自然発生しないので、『学び合い』の活性化にはファシリテーション技術が必要です。教室における安心、安全を基礎とした主体的・対話的で深い学びを実現するための『学び合い』×ファシリテーションを紹介します。【小学校教師対象】
目次
はじめに
序章 そもそも『学び合い』とは? ファシリテーションとは?
1.『学び合い』とは
2.ファシリテーションとは
第1章 『学び合い』×ファシリテーションの効果とは?
第2章 『学び合い』×ファシリテーションを行うための技術、教えます!
1.ファシリテーションの特徴
2.ファシリテーション6つの技術とは
3.上手なインストラクションのコツとは
4.フォーメーションの具体例
第3章 教師のための『学び合い』×ファシリテーション授業の作り方
1.『学び合い』授業になじんでいく過程
2.子どもがファシリテーターとして活動する
Q&A
第4章 『学び合い』×ファシリテーション授業の実際
1.『学び合い』×ファシリテーション(小学5年生/理科~「目標と学習と評価の一体化」を通して実験をしよう~)
2.『学び合い』×ファシリテーション(小学3年生/算数科~三角形国物語を書こう!~)
3.『学び合い』×ファシリテーション(小校6年生/社会科~歴史上の人物に表彰状を送ろう!~)
第5章 子どもたちが主役! 『学び合い』×ファシリテーション授業の進め方
1.ホワイトボード・ミーティング(R)を練習しよう
2.ホワイトボード・ミーティング(R)の授業(小学4年生/道徳科)
3.ホワイトボード・ミーティング(R)の授業(小学4年生/社会科×国語科)~私たちの町を紹介しよう~)
第6章 『学び合い』×ファシリテーションで幸せな子ども時代を!
おわりに
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