困難な英訳
主語とtopic
「は」は、主語よりも上位概念の「トピック」であるという考え方がある。その考え方だと、「は」は主語より広義であるため、必ずしも主語として扱えるわけではない。
昨日は学校に行った
今は空いてない
ゾウは鼻が長い
こんにゃくは太らない
僕はうなぎだ
主題「~は」= 主語や目的語、副詞相当語句を表す。 → 「は」は種々の語に付く。
主格「~が」= 主語や目的語を表す。 → 「が」は体言に付く。
主語(S) = 主語のみを表す。
目的語
その映画はもう見ました。= I already saw the movie. → 主題=目的語(O)
As for the movie, I already saw it. → 主題=副詞相当語句(A)
詳細は、後で決めよう。
= Let’s decide about details later. → 主題=目的語(O)
= For details, let's decide about them later. → 主題=副詞相当語句(A)
主格
1. 能動主格(=動作主、作用主) → 主格=主語
彼が私にペンをくれた。 = He gave me a pen. 主格は「彼が」、主語は “He”
2. 対象主格(対象を示す「が」) → 主格≠主語
水が飲みたい。 = I want to drink water. 主格は「水が」、主語は “I”
3. 所動主格(受身にできない動詞にかかる主格) → 主格≠主語
私に良い考えがある。 = I have a good idea. 主格は「考えが」、主語は “I”
4. 部分主格(主題の一部を表す主格)→ 主格≠主語
象は鼻が長い。 = Elephants have a long nose. 主格は「鼻が」、主語は “Elephants”
*この英文は、配分単数(主語が複数で、目的語が単数)である。
他の例だとこんな文とかです「ボキャブラリーは一人で勉強できると思う」
またWikipediaで、SOV型の項目を見ていたら、SOV型言語は「時間、様態、場所」の順に並びやすく、SVO型は「場所、様態、時間」の順に並びやすい、とのこと。
以上のような観点から、動画内の逆から訳すコンセプトはなるほどと思いました。「は」や「が」をヒントにするより、後半に着目するといいのかもしれない。
英語
It is difficult to understand English.
この文章の主語は、to以下!!