同一性
「Aは何者なのか」
私は何者なのか -> 自己同一性(self identity)
「AとBは同じである」
「AとBは同一個体だ」-> 数学的同一性(numerical identity)
「過去のそれと現在のそれは同一個体だ」 -> 通時的同一性(diachoronic identity)
「過去の私と現在の私は同じ私だ」-> 人格の同一性 , 事故の連続性
「AとBは同一個体ではないが、同じだ」-> 質的同一性(qualitaative identity) or メタファー
語源
ラテンとの「idem」に由来する。英語の「the same」-> identity = samenessとも言える
哲学
同一性によって、あるものは存在しないし、存在として把握される
自分自身と一致しているべきもの、自己同一的に存在するもの、他のものに依存して存在するのではないものを実体(substantia)という
仏教では、同一性が否定される無常、および同一性を担う自己自身が否定される無我が説かれる。般若経では色即是空と説かれる。これは形作られたものには自己同一的な実体はないこと、他によって存在しているものであり、縁起していることを意味している。
これなるほどって思ったYudai.icon
他人がいなければ自分を理解できない = identityは存在しない的なことは仏教の考え方にすごく近しいね
Proof of Personhoodを他人の繋がりから行おうとするのもある意味ではアイデンティティの証明の仕方はこれしかない or これが最善なのでは?って捉えているからこそなんだ
同一性と論理学
同一律とは「AはAである」とする原則である
「すべての事物(命題)はそれ自身と同一であり、他の事物(命題)とは異なる」ということを意味する