2018-09-03 しらせ5003
横浜大さん橋にて、現役の南極観測船こと砕氷艦しらせが見学実施していたのでいってまいりました。
https://gyazo.com/d3813c4e1a83a7c183054de0207b9e4d
大さん橋の上から。
初代しらせと比べて大きさやデザインに大きな違いというのはありませんが、船体がわりあいツルッとしてて、ヘッドが硬そうというのはなんとなく見ていても伝わってきます。さすが砕氷艦。
https://gyazo.com/d728f9e2b055cba5e7873534288a649d
非常にさっぱりとしている印象です。
https://gyazo.com/f866ecffa1bc5ce84e098ee3e366249d
船室。こちらは隊員用。初代に比べると広く、でも病院の入院病棟のような味気なさを感じます。便利で快適そうだなだとは思いますが。現代の船だなという印象。
https://gyazo.com/af51399cee49ca869bdaf031e4a8070a
こちらは隊長の応接室。こちらも病院のコミュニケーションルーム的な味気なさが漂っております。せっかくの南極観測に向かうわりにはちょっと残念な内装ですよね。
https://gyazo.com/251556e3664eccab559c14d80ce4f7cc
こちら、おなじみの理容室。生活感なくまとまっておりますが、使いやすそうではあります。
https://gyazo.com/631c1a910eed779fc076adea2d4992dd
こちらヘリコプターパイロットの控え室。南極ではヘリコプター飛ばそうと思っても風が強かったりでずーっと飛ばなかったりしますので、おそらくこの部屋で何時間も待機、ということが往々にありそうな割と作りのしっかりした控え室でした。
https://gyazo.com/682ad374240572b0e0d3f5a40a12c36f
こちら南極の氷。これでウイスキーを飲むのが南極に行く最大の目的とのこと。2万年前の空気を内包し、それが溶け出す音を聞きながら、グラスを傾ける。まさにロマン!
https://gyazo.com/7194f3e86014e0867ed56da99e0d5160
こちらは南極の石。最近はもっときちゃダメだけど、だいぶ昔に持ってきたものらしい。氷河で運ばれてきたものをクレーンで吊るして持ってきたそうです。砂嵐で表面はツルツルになっています。
https://gyazo.com/f0bfee6d3e1e652aa62d06b04e62672d
ヘリコプター甲板。2機の大型ヘリコプターと1機の小型ヘリコプターを搭載して運用しています。
https://gyazo.com/5191b3d8012e6831e9c19585ad059bcf
唯一生活感溢れるヘルメット置き場と洗面台。プロテインシェーカーがいい味出してます。
https://gyazo.com/d275b54fe84a8f6ec00f89dcf4f9e99f
横に長い艦橋。見晴らし良いです。
https://gyazo.com/106ef5e1e1fab314134cf46574ddd212
というわけで現役の海上自衛隊艦船、しらせでした。
性能や快適性は先代に比べるとだいぶ向上していますが、内装の簡素化というか機能性重視の風潮がまあ、平成2桁世代の船だよな、という印象。運用を任されている海上自衛隊と主役である極地研などの南極観測隊との交流も船の展示や船内の様子からなんとなく少なくなっている感じで、縦割り行政が進んでしまっているのかなあと。
そういう意味で今後の南極観測について色々考えさせられる現役のしらせでした。この時代になってくると民間でやるっていうのも一つの道なんじゃないかと真剣に思ったりして。もちろん助成はするにせよ、ね。