BEST BUY GADGET 2024
【ベストバイガジェット2024】君もFlightradar24のBusiness会員になろう!
はじめに
はじめましての方ははじめまして.宗谷みさきと言います. 昨年に続き二年目の参加となりまして,皆様のベストバイを拝見するとともに年の瀬が近づいてきたことを実感しますね.
普段ブログや記事を執筆する事象があまりないので,拙い文章ですが最後までお付き合いいただければと思います.
筆者も3年くらい前に大学で使うかもと思って買ったDJIのドローンを一度も開けずに物置にしまっていたことを思い出しました.今度遊んでみようと思います.
今年のベストバイ
今年はこっち方面で出費がかさみ,あまりガジェットとは疎遠の生活を送っていまして,これといって目新しいものも特になかったのですが・・・(Jetloversは後々情報を更新します) https://scrapbox.io/files/675ee0d86c3c9a781615511f.jpg
真ん中の青いのがNooelec NESDR Mini 2 USB,右上がRaspberry Pi Zero 2 W,アンテナはなんか部屋に転がっていたやつ(型番不明)
ちょっと前置きが長いので,Flightradar知ってるわよ!という人はベストバイの理由まで飛ばしてください.
Raspberry Piはみなさんも馴染み深いと思うので細かい紹介は省きますが,結局これらは何やねんというとFlightradarというサイトで使うツールです. https://scrapbox.io/files/675ee24acfcf610860e6abaa.png
Flightradarで関東エリアを表示させた図 黄色いのが飛行機でどこを飛んでいるかがすぐに分かる
実質これだけでFlightradarのサブスク最上位の機能が無料で使える
筆者は航空機が好きで,基本的に仕事中はエアバンドをBGM代わりにテレワークで働いています.エアバンドよくセットで紹介されたりすることも多いFlightradarは,世界中の飛行機が今どこを飛んでいるかがわかるサイトです. 飛行機は電車やバスみたいに行き先が機体に書かれているわけではないので,飛んでいる飛行機を見たり空港に止まっている飛行機を見てもその飛行機がどこに行くのか・どこから来たのかは基本的にはわかりません.最近では機内モニターで自分の乗っている飛行機がどこを飛んでいるのかわかるケースも増えてきましたが,モニターがない機材や夜間のフライトで消灯している場合は現在地や目的地までの時間は不明です.そこで機内Wi-Fiなどに接続し,Flightradarを見ることでいつどこで何が起こっているのか,自分がどこを飛んでいるのかがひと目でわかるのがこのアプリの魅力です.
Flightradarは基本無料 追加でサブスクリプションに入れる
今紹介した機能は会員登録がなくても無料で利用できます.出発地・目的地や飛行機の型番などは基本情報として公開されています.しかし「ニッチな機能もみたい!」といった場合はお金を払ってねということだそうです.詳しくはこちらのサイトで見てみてください. で,一番上のBusinessプランともなると年間$500もかかり円安が進む日本のいち一般庶民としては結構痛い出費です.
しかしこのラズパイと謎のUSB,そしてアンテナさえあればなんと無料でBusinessプランが使えてしまうというワザップがあります!
つまりどういうことか
Flightradarはいち企業が全部を運営しているわけではありません.世界中の飛行機の情報を一つの国で集めるのは難しいためです.そこでFlightradarはユーザーにユーザーが住む近くの航空機のレーダー(厳密には違うけどわかりやすくレーダーとします)を受信させて,それを公開すれば世界中の飛行機の情報を集めることができるのではないか!と考えました.
つまり,Flightradarの情報収集に貢献してくれたらBusinessプランを無料であげるよというわけです.
ちなみに謎のUSBドングルはレーダーを受信するアンテナを接続するためのものです.
https://scrapbox.io/files/675ee67692ae7364dc08ce01.png
筆者のデータをフィードしているので「BUSINESS」プランになっている
動かしてみる
基本的にはFlightradar側が提供しているイメージをSDカードに入れてインストールすればいいだけなので簡単です.
実は以前からラズパイを使ってFlightradarのBusinessにはなっていたのですが,夏頃に部屋を片付けていたら端子を折ってしまい買い替えた形になります.
https://scrapbox.io/files/675ee4e20cc1c7087ac90783.jpg
Flightradarから配布されているOSイメージをインストール後起動するとロゴがデカく表示される
ベストバイとなった理由
壊す前はこちらUSBドングルを使っていたのですが,もうとんでもなく発熱するわ,固定する面積は小さいわで結構使いづらかったんですよね.Mini 2 USBにしたところ発熱はするもののほんのりあたたかい程度の発熱に収まってくれたのですごくありがたかったです. https://scrapbox.io/files/675ee60f6fb3a89c54ca67dc.jpg
稼働中のドングル.前はアンテナ端子の部分が触れないくらい熱くなっていたので冬でもミニ扇風機当ててました・・・
あと前の環境のラズパイはただのRaspberry Pi 3を使っていたのでそれはそれで大きくて置き場に困る・・・といったことがZero 2 Wにしてなくなったのも大きいです.
https://scrapbox.io/files/675ee2d4d69b08f28d7859aa.jpg
拡張性や性能はやや劣るがFlightradar用途であれば十分なZero 2 W
アンテナは以前の流用ですが,やはり台座の部分にマグネットがついていて,机の脚やカーテンレールなどに固定できるのがすごく助かっています.筆者はエアバンドオタクなので結構アンテナ周りの配線がゴチャついているので,Flightradar用を隔離して固定できるのが気に入っています.マグネットはもう少し強くしてほしいが・・・
https://scrapbox.io/files/675ee28b17299216b85344ff.jpg
カーテンレールにマグネットで固定している図(普段はパソコンデスクの脚に付けている)
もうちょっとの部分
確かにZero 2 Wは小さくていいのですが,24時間つけっぱなしとはいえたま〜に受信しているかどうかや感度を確認することがあります.その時にPi3だと拡張性もそこそこあったのでマウスやらキーボードを繋げられたのですが,Zero 2 WはUSB-Cが2つしかなく一つはUSBドングル,もう一つは電源供給にしてしまうと繋げられないです.ハブを使えばいいですがそしたら小さくした意味があまりないような・・・
次買うときは場所を確保したうえでPi4などを買おうかなあと思っています.
まとめ
ということで今年のベストバイは「Raspberry Pi Zero 2 W」とUSBドングル「Nooelec NESDR Mini 2 USB RTL-SDR」でした!
みなさんも無料で覗けるので機会があったらFlightradarぜひ見てみてくださいね.
それでは良いクリスマス&良いお年をお過ごしください!