バルブ
レシプロエンジン内部の物質の交換を行う部品
混合気(空気と燃料が混ざった物質)を供給する吸気バルブ
燃焼後の排気ガスを排出する排気バルブ
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/dc/4StrokeEngine_Ortho_3D_Small.gif
↑はDOHCの4ストローク機関
カムによってタペット(直打式)やロッカーアームを介して押し出され、吸排気弁が開放される
スプリングによって元の位置に戻り、弁が閉じる
回転数が上がるとスプリングの共振によりバルブと連動しづらくなる(バルブサージング)
なのでスプリングの代わりにロッカーアームや圧縮空気を用いる場合がある
一方でバルブの数を増やすと、バルブ一つあたりの慣性質量が軽減され、高回転化に有利となる
ヤマハの場合YZF-R1で吸気3、排気2で計5バルブなんてやっていた
ホンダのNRは一気筒あたり吸気4、排気4計8バルブだったがこれはレアケース
加工技術の進歩で軽量なチタンバルブが使えるようになったので現在は4バルブ程度で落ち着いている