山部赤人
やまべのあかひと
奈良時代の歌人。
下級官人と見られ、天皇行幸の賛歌が多いことから、宮廷歌人と思われる。
諸国を多く旅し、自然の美しさを詠んだ情景歌が多い。
柿本人麻呂とともに歌聖と呼ばれ称えられている。
和歌
たごのうらゆ うちいでてみれば ましろにそ ふじのたかねに ゆきはふりける
万葉集 巻三・318
たごのうらに うちいでてみれば しろたへの ふじのたかねに ゆきはふりつつ
新古今和歌集 冬・675
小倉百人一首 4