美しいストーブにあたって温かい夕食を
ひめねずみは、ストーブの前で、
たまねぎ
の皮をむいていました。小つぶの白いたまねぎが、いくつもならべてありました。
「へーえ、なにができるの」
フーは、とっぴょうしもない大声をあげました。
「たまねぎの
スープ
、どう?」
ひめねずみは、
やさしく
答えました。
あたたかい
美しい
ストーブ
にあたって、フーとひめねずみは、
おいしい
夕食
を食べました。食後のあつい
お茶
ものみました。体は、しんからあたたまり、やがて、しずかなねむりが二人をつつみました。
温かい
静謐
眠り
『ひめねずみとガラスのストーブ』