真っ青な秋の海を思い浮かべながら
アイは、家の外へ出ていくと、
木の葉
を三枚とってきて、なべにならべました。それからふたをして、ちょっとゆすって、またふたをあけると、
なべ
の中には、すずきが三匹、
じゅうじゅう
と焼けていました。それを、三枚のお皿にとりわけながら、アイは、
まっ青
な
秋
の
海
を思いうかべました。
秋の海
青
『木の葉の魚』