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「夕陽が、あんたに贈りものをしているんだよ。ほうら、いまのうちだ。早く金の葉をおとり。」
鹿にそういわれて、みゆきは、手をのばしました。そうして、くるみの葉を一枚、紅葉の葉を一枚、山椿の葉を一枚とりました。
【安房直子・天の鹿】 #詞華 #秋