ビデオプレイヤー(Android)
Android環境では、使えるビデオプレイヤーの種類に制限がある。
現在iwasync、Yamaplayerの最新版はAndroid対応しているため、主要な動画プレイヤーではAndroid対応の問題を考慮しなくてすむようになりました。ワールドで使用する際には手元のアセットが最新版であることを確認して使用するように心がけてください。
...というのは半分嘘ですが、主に生放送の映像を映すのに使われる、AvProというスクリプトの扱いが難しいらしく、PCとAndroidの両方で正しい画像の向きで表示できるプレイヤーと、そうでないものがあります。
p.s. VRChatのCanny曰く、「AVProの向きの違いは仕様」らしいので、今後もVRCのアプデの度に確認する必要があるかもしれません。
向きの違いはUnity上のPlay Modeでデバッグしても判別できないため、私がQuestを使用して正常動作を確認したプレイヤーを独断と偏見で紹介していきます。 (2023年11月23日時点)
結論から言うと、 私はVizVid推しです。
KineL式(りら式)VideoPlayer
大きくてわかりやすいUIが特徴のビデオプレイヤー。鏡内の画像を反転させる機能があり、ダンス系ワールド向きかも。エディタとゲーム内で日本語対応。公式Wikiが日本語なのでわかりやすいかも。 ProTV
多機能で、デスクトップ対応もしているプレイヤー。海外のワールドで人気なイメージ。たくさんのサイバーな感じのテーマがあり、カスタマイズ性が高いらしい?(UIは英語のみ)
UsharpVideo
Udon#の開発者がリリースしているプレイヤー。構成がシンプルでわかりやすい。 公式Wikiのドキュメントが豊富。2023年の10月に2年ぶりのアップデートがされ、生放送の映像の向きが修正されたので、もしワールドに置いていた場合は更新してほしい。 VizVid
スタイリッシュなデザインと、多言語 (日、英、韓、中) 対応のUIが特徴の最新ビデオプレイヤー。大きさが直感的に変更できるタブレットが同梱されている。デスクトップ対応もされている。公式ドキュメント(英語のみ)が詳細。 なお、ここに挙げなかったビデオプレイヤーのうち、IwaSyncとYamaPlayerについては映像の向きが正しくないことを確認済みです。(2023年11月23日時点)
追記(2024/03/20)
iwasyncについてですが、以下のようにシェーダを改変することでAndroidでのliveモードの再生を正しくすることが可能なことを確認しました。最新版では画面のシェーダにMITライセンスが付与され、改変、再配布が自由になったので、参考までにどうぞ。
追記(2024/04/05)
UNITY_UV_STARTS_AT_TOPのマクロを使用した方がよいとXで指摘を受けました。こちらを使用した方がコードが読みやすくなると思います。
追記その2(2024/06/07)
こちらのBoothの商品ページにシェーダーを改変するためのUnityPackageを公開しました。Iwasyncの後にこれをインポートするだけで問題を解決できます。 https://scrapbox.io/files/65faf9296e94710025f37866.png