Ruyu Yan: ReCapture: AR-Guided Time-lapse Photography
タイトル
著者
ソース
Proceedings of the 35th Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology
年
2022
月
October
ページ
1–14
概要
We present ReCapture, a system that leverages AR-based guidance to help users capture time-lapse data with hand-held mobile devices. ReCapture works by repeatedly guiding users back to the precise location of previously captured images so they can record time-lapse videos one frame at a time without leaving their camera in the scene. Building on previous work in computational re-photography, we combine three different guidance modes to enable parallel hand-held time-lapse capture in general settings. We demonstrate the versatility of our system on a wide variety of subjects and scenes captured over a year of development and regular use, and explore different visualizations of unstructured hand-held time-lapse data.
本研究では、ユーザーが手持ちのモバイルデバイスでタイムラプスデータを撮影する際にARベースのガイダンスを活用するシステム「ReCapture」を紹介する。ReCaptureは、ユーザーが以前に撮影した画像の正確な場所に戻るように繰り返し誘導し、カメラを現場に残さずにタイムラプスビデオを1フレームずつ撮影できるようにする。コンピュータ再撮影の先行研究に基づき、3つの異なるガイダンスモードを組み合わせて一般的な設定での手持ちタイムラプス撮影を可能にする。このシステムの多用途性を1年間の開発と定期的な使用を通じて実証し、様々な対象とシーンでの撮影を探求する。
DOI
10.1145/3526113.3545641
URL
キーワード
Augmented Reality, light field reconstruction, rephotography, time-lapse vidoes, view synthesis
出版社
Association for Computing Machinery
内容
コメント
背景 (Background):
タイムラプス撮影は、時間の経過とともに起こる変化を可視化する強力な手段であるが、従来の方法ではカメラを長時間対象に向けたままにする必要があり、わずかなカメラの動きでも結果に大きな影響を与える。多視点のシーンを撮影するには、この設定を複製する必要があり、コストと手間が増える。
方法 (Methods):
本研究では、3つのガイダンスモードを提供するアプリケーション「ReCapture」を設計した。これにより、ユーザーはカメラを手持ちしたまま、以前に撮影した画像の正確な場所に戻るように誘導される。各モードは異なる追跡条件に基づいており、シーンの状況に応じて使い分けることができる。
結果 (Results):
システムの有効性を実証するために、様々な対象とシーンでの撮影を行った。また、ユーザースタディを実施し、ユーザーが異なるシナリオで各モードをどのように使用するかを評価した。
考察 (Discussion):
ユーザースタディの結果、ユーザーは近距離のシーンでは3Dモードを、遠距離のシーンではオーバーレイモードを好む傾向があることが分かった。また、ReCaptureは多視点タイムラプスデータの撮影を容易にし、従来の方法では困難だった新しいアプリケーションを可能にすることが示された。
以前の研究と比較した新規性 (Novelty compared to previous studies):
本研究は、手持ちデバイスでの並列タイムラプス撮影を初めて探求したものであり、個人的な写真撮影から科学的フィールドワークに至るまで、幅広いアプリケーションに新たな可能性をもたらす。
限界 (Limitations):
本システムの限界として、シーンの近距離撮影が難しいことや、追跡および再登録が失敗することがある点が挙げられる。これらの問題は将来的な技術の進歩によって改善される可能性がある。
潜在的な応用 (Potential Applications):
本研究の成果は、個人的な写真撮影、歴史的な記録、科学的フィールドワークなど、様々な分野で応用が期待される。また、公共の場や制御されていない環境でのタイムラプス撮影が容易になる。