UR22Cの入出力Music/DAW/Voiceとかがよくわかんなかったときのメモ(dspMixFx v3)
たぶんこう。公式のPDF よんでもよくわかんなかったので、地道に調べた。
TOOLS for UR-C V3.1.0 で検証。
―――再生側(出力)
Music(Line)
PC側の音楽などを再生するときに使う。
v2から入れている人は、Lineという名前を引き継ぐことがある。
DAW
DAWの音源を流す(ASIOを含む)。Musicと切り分けたいときに使う。
UR22C側の[MIX]つまみでInput 1/2の音と混ぜられる。
単にDAWの音量比率が変わるので、DAW側のマスターボリュームを変えずとも、このつまみを音量調節に使える。
Voice
ボイスチャット(VC)用。
ボイスチャットに流したくない音、Streamingにループバックさせたくない音をここに詰め込む(Streamingのほうはミュートにしておく)
出力設定を2.0のときと同様にしたければ、PCの設定はDAWにする。
けれどもDAWって名前だし、単独で調整することもありそうなので、Windowsの出力デフォルトはMusic(Line)としている。
https://scrapbox.io/files/66bf54312e3f95001c2dd57d.png
―――録音側(入力)
Streaming(Line)
配信用ミックス。DAW、Music、Voiceのすべてをミックスして出力するため、ボイスチャット事故に注意。
v2から入れている人は、Lineという名前を引き継ぐことがある。
DAWは、ASIOだろうが関係なく入る模様。つまり 標準でDAWのループバックが可能
「dspMixFx」側で各ラインのソロ/ミュート、音量調整が可能。
Discordとかで別途マイク音声を送っているなら、配信でダブらないように Inputをミュートにしておくとよさげ。
そして、ボイスチャットの出力をVoiceに設定したなら、Voiceはミュートにしておこう。相手の声を相手に返さないように。
https://scrapbox.io/files/66bf4d2cbad8b7001c4c8d44.png
右2番目のストリーミングタブから調合できる。調合したものは Streaming に入る。
Voice
本体の[MIX]つまみに依存して、本体の〈INPUT 1〉と〈INPUT 2〉の音を流す。
〈INPUT 1〉と〈INPUT 2〉の[GAIN]つまみにも依存する。
[MONO]が ON のときはモノラルになる。
「dspMixFx」側でコンプレッサー等のエフェクトが掛かっている場合は、それもかかった状態となる。
ただしDAWの音は流れない。
つまり、MIX つまみで聴くことのできる Input の音(ただしDAWの音を混ぜていないもの)にエフェクトをかけたもの、ということになる。
ちなみに、再生側(出力側)の Voice(dspMixFx の Voice) とは関係がない。
紛らわしいので「Input Mix」とか「Effected Voice」という名前にしたほうがいい。
→ これを流すには常時マイクから返ってくる音を聴くこと、DAWの音を小さくしなければならないことの2点を許容する必要があり、使い所は微妙である。
Input 1/2
本体の[MIX]つまみによらず、本体の〈INPUT 1〉と〈INPUT 2〉の音を流す。
〈INPUT 1〉と〈INPUT 2〉の[GAIN]つまみに依存する。
[MONO]が ON でもモノラルにならず、L/R はそのまま維持される。
v2 のときと同じにしたければ、これを入力に設定する。
INPUT だけの入力であり、〈INPUT 1〉が左、〈INPUT 2〉が右となる。
ここにマイクを挿しているなら、Discord等ではこれをマイク入力に設定する。
なにが最適解なの?
私はこんな感じ
出力デバイス
普段流すBGM、音源、デスクトップ音 → Music(Line)
DAW の音、ASIO 出力、明確に "Music" と分けたい音(稀) → DAW
ボイスチャットの音 → Voice
入力デバイス
ボイスチャットに流すマイクの音 → Input 1/2
配信画面の音 → Streaming
(ボイスチャットに、エフェクトで処理したマイクの音を流したい場合) → Voice
複雑になったけど、理解し使い分けることで快適になったのは間違いない。
#技術メモ #ハードウェア