国土交通省の都市データ「PLATEAU」とBlenderを使って東京の街並みの3DCGを作ってみる
アークナイツみたいなアレ、ちょっと作ってみることにしました。
https://scrapbox.io/files/65f43284f8b3170025c7ae09.png
PLATEAU……?
面白い取り組みがあります。
https://scrapbox.io/files/65f4338b614c7f00242c939c.png
国土交通省が都市データを公開している「PLATEAU(プラトー)」というプロジェクト。
それが帰属表示すれば自由に使え、加工もおkなもの。
公開場所としておさえておくこと
「PLATEAU」のWebサイト自体で配布されているわけではない
地理空間情報を包括的に扱っている「G空間情報センター」で配布されている
ダウンロードするときにおさえておくこと
都市データは「CityGML」を中心に公開されている
Blenderでは読み込めない!
変換もできるけど、ツールが限られている
FBX/OBJでも配布されている場合がある
Blenderで読み込める!
区画ごとに分かれているので、番号を知っておく必要がある
地図で見る統計「jSTAT MAP」へアクセスして調べる(ログイン不要)
LODレベルによって細かさが異なる
LOD1だと簡素な建物
LOD2だとちょっとした形状も再現
Blenderで使ってみる
OBJデータかFBXデータを扱ってみる、以下をよみながら進めていく
ダウンロード
一つ2~3GBはするので注意
Blender上で表示させたとき、全体のスケールが非常にデカくてデフォルトだと表示すらできないので、上をよみ進めて正しく表示させる(ビューの終了を1万メートル クソデカ にするって、これ実際のサイズと同等なのかも)
東京都23区にしてみる。
新しい方(2022)だとOBJデータが無いっぽく、一つ前のデータ(2020)を指定した。
読み込んだあと
これも他データと合わせやすくするために、中心からずれた位置に表示される(一つしか使わないなら移動する)
ちゃんと地形にそっているので、地面まっすぐではなく、山のようになっている箇所もある
読み込んだオブジェクトは編集モードで編集できるので、割と好きな形にもできる
改変おkなので、現実のデータをもとに架空のマップを作っても良いかも……?
ちーと平らに配置して、縦を伸ばして、下にガラス(IORは2.41)と地面、斜めから太陽を置いてみるとこうなる。
https://scrapbox.io/files/65f459ebdb337f002673c66c.png
いやーこれもうアークナイツのそれだよ、テンション上がる……!!!!
ライセンスはどう?
帰属すれば、複製・改変・商用利用おk! とてもゆるい
「『G空間情報センター』に委託して公開している3D都市モデルのオープンデータを含む」ライセンスの著作権はここに書いてある。これを読めばよい
https://scrapbox.io/files/65f45dbbd926d7002496665f.png
加工したなら……
https://scrapbox.io/files/65f45dc90bb6bf0027358aa9.png
CC BY 4.0と互換性あり(というかCC BY 4.0でも良いらしい)
「~と互換性があり、本利用ルールが適用されるコンテンツはCC BYに従うことでも利用することができます」
などと書いてある。
マップを使ったときの例じゃなく、こういう例示なので、書き方は考えて適切に帰属してねというふうに見える。
おまけにCC BY 4.0でも良いということ。とりまどこかにわかりやすく帰属すれば良さそう。
映像ならスタッフロールとかね。
たぶん、以下の 3点+α があればよさそう。
名前(ページやマップの名前とか)
国土交通省(作成者)
URL
※加工したら→「加工して作成」
私は原文とあわせてこうした。
「3D都市モデル(Project PLATEAU)東京都23区」(国土交通省)(https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/plateau-tokyo23ku)を加工して作成