kuzuNULLThx
kuzu/NULLさんへのお礼
kuzu/NULL さんには、2018年11月ごろからお世話になっています。恥ずかしい話ですが、前会長と私 (宮沢弘、現代表代理) の方針の違いにkuzu/NULLさんを巻き込んでしまった経緯となっています。この点については、前会長はエンジョイ勢、私はガチ勢という方針の違いがあったことによるかと思います。 まず、私自身もゲーム・コンベンションの主催経験は30〜60人規模のものを50〜100回と多い方だと自負していますが、kuzu/NULLさんは30〜100人規模のものをその倍は行なっています。私のものが月に1回で数年から10年でできるのに対し、単純にkuzu/NULLさんはその倍の期間行なっています。0から30人規模にコンベンションを成長させ、転居を期にそれを後の人に託したこともあるそうです。私がしていない経験に富み、力強い協力者です。
ここではとくにkuzu/NULLさんに運営を依頼した具体的な経緯について述べておきます。時間が行ったり来たりし、乱文になりますが、その点はご容赦ください。
2019年5月に【つきこん】のオープン会を開催しようという開催の企画が、【つきこん】で2018年9月ごろに持ち上がりました。準備の開始は2018年の10月からでした。まず、この段階で前会長の意思により、私 (宮沢弘) は【つきこん】での役職は副会長から相談役へと変更されていました。規約はどうあれ、【つきこん】の運営の一線からはすこし距離を置かされた形でした。
そのようになった経緯は、それ以前に山梨大学TRPG研究会からウォーハンマーを翻訳しつつ遊んでいる方などに【つきこん】に来ていただき、前会長、山梨大学TRPG研究会のその方、そして私が小話をするという企画が行なわれていました。その際に私はソード・アート・オンラインが書かれるまでの歴史 (rogue or NetHack, MUD, MOO、 およびサイバーパンクという文芸などのジャンルの歴史) と、シナリオ作成に関連した書籍からの紹介をネタとしました。その次の例会だったと思いますが、前会長から「山梨大学TRPG研究会からは、ソード・アート・オンラインを悪く言われたこと、また理屈っぽさから、【つきこん】とは一緒にやっていけないと言われた」との報告を受けました。また、そのため副会長から相談役になることとなりました。
そのような経緯があった後に、2018年10月から、2019年5月のオープン会の幹事を担当することとなりました。この頃からkuzu/NULLさんとのやり取りが始まります。担当の割り振りを行ない、スケジュールを確認しながらの準備でしたが、ここで問題が発生しました。前会長に仕事柄ということもあり、ポスターとフライヤーのデザインを担当していただくことになりました。最低でも毎月ポスターとフライヤーの原案の提出をお願いし、また同時に一緒に原案を考えることも提案しました。後者については、例会の際に一緒に考えることも含めて前会長が拒否したため、あとは機会がある毎に催促をすることとなりました。【つきこん】としての初めてのお祭りとしてのイベントであり、半年前からの準備ということもあり、毎月が〆切りであると伝えていました。また、催促に際して、【つきこん】が例会の際に出しているポスターがあったので、それを元にしたものでいいからともかく出してくれともお願いしました。しかし「つきこん」という文字のフォントデータを失っており、再現できないから作れないとの返答でした。これについては、「まったくおなじものでなくてもかまわないから」ともお願いしました。ですが、原案はまったく出て来ず、結局出てきたのは開催予定日の数日前でした。
その間 (2018年11月だったと思います) にkuzu/NULLさんに、前会長がポスター原案を出してくれないことについての相談しました。直接的には【つきこん】はここからkuzu/NULLさんにお世話になっています。kuzu/NULLさんからは「下手でもなんでも鉛筆画の素案、さもなければ枠取りの素案だけでもいくつか提示したらどうか」などの助言もいただきました。ですが、結局は前述のとおり原案は出てきませんでした。この頃 (12月だったと思いますが)、kuzu/NULLさんに状況を説明したところ、「まずい状況かもしれない」と仰っていました。どういうことかと聞くと、「当日会場で出展する感覚かもしれない」と仰っていました。あとになれば、まさにそういう感覚だったのではないかと思えますが、その時点では「まさかそんなことはないだろう」と考えていました。というのも、前会長は数十人以上の規模のコンベンションの開催経験があると言っていたからです。kuzu/NULLさんはその点についても、「幹事グループで開催したことがあるか、幹事グループの下働きをしたことがあるなら問題はないはずだ。ただし、幹事グループからそれよりも離れた位置での参加だと、準備をわかっていない可能性がある。そして、9月あるいは10月から担当を割り振って催促しているにも関わらず、3ヶ月程度経ってもなにも出てこないというのは、準備をわかっていない可能性をより高める」と仰っていました。
2019年の2月だったと思いますが、5月開催分に対しての大月市の教育委員会の後援を得る申請のために、前会長がkuzu/NULLさんが開催しているゲームとは関係ない会にお邪魔し、書類の揃え方などを伺ったそうです。そちらの会も盛況というわけではないようですが (失礼)、会場の前を行ったり来たりしていた人がおり、「声をかけなければ」とkuzu/NULLさんは思ったそうです。しかし、前会長との約束でもあったため、前会長に対応していただいたそうです。ですが、kuzu/NULLさんに3時間ほど説明をしていただいたにも関わらず、結局前会長はその申請を行ないませんでした。
2019年の3月だったと思いますが、当時【つきこん】にいた、前会長と私を含めて3人が集まる機会がありました。その際に、前会長はオリジナルのカード・ゲームを披露しました。「それを作れているなら、ギリギリまだ間に合う」という思いと、「それを作る時間があるなら、ポスターを作ってくれ」という思いがありましたが、その日には何回か重ねてお願いをするに留めておきました。今考えると、その時にこそ幹事としてキレていなければならなかったと思います。これはkuzu/NULLさんにも指摘されました。というか怒られました。
また、会場の設営については現在告知している2020年5月分における「つきぶん」に相当する頒布会も予定していました。さすがに別の部屋も借りることにしたのですが。2019年3月だったと思いますが、部屋の中身を確認しました。図面上わかっていたのですが、その部屋は奥に和室、入り口近くの方に洋間とトイレがあるという特殊な部屋でした。トイレはかなりの間使われていないようでしたが。そちらの部屋の設営についての前会長の考えは、トイレ近くの洋間にブースを設置するというものでした。たしかに通りがかりに参加者から人が見えるという点では一つの案ではあります。しかし、眼の前にトイレがあり、後ろにはそこそこの広さの和室があるという状況で、その洋間にブースを設置するのは出展者としてどう思うだろうかという点が引っかかっていました。そこで、これもまたkuzu/NULLさんに相談しました。「通りがかりの参加者にブースが見えるかどうかよりも、単純にそういう配置の部屋でそこにブースを置くことを出展者が納得するか、あるいは出展者にとって快適かどうかが疑問」との答えをいただきました。合わせて「入口近くに看板を置いて奥を覗かせるのはもちろんだが、人の動きを作りたいなら出展者を直接見えるのには劣るが、各種サークルからのフライヤーを洋間に置いたらどうか。ツテがあればギリギリできる時間はあるのではないか」との意見をいただきました。それも一案であると思い、というよりもトイレが眼の前にあるのは気分のいいものではないだろうと思い、フライヤー配置は無料、郵送可という条件を前会長に提示しました。しかし、前会長の意見は「無料はありえない。安くても千円」とのことでした。前会長の意見の前に、個人的なツテで何人かフライヤーやサンプル誌を送ってもいいという方がいました。しかし、前会長の「無料は絶対ありえない」という意見を尊重し、というよりもその頃にはもう疲れていたのかもしれませんが、「千円でお願いすることはできないか」とツテに訊ねたところ、予想通り皆、「ならば送らない」となりました。その判断は当たり前のものとしてとらえています。人数も多くはない、フライヤーの効果がどれほどあるのかもわからない所に千円+送料を出す理由はありません。
2019年の4月だったと思いますが (もしかしたら3月で、上の2月、3月は一ヶ月ずつずれているかもしれません)、kuzu/NULLさんと相談し、ポスターが出てこない状況では5月の開催は中止するしかないのではないかと提案しました。その際に前会長がどう考えていたのかはわかりませんが、私にとっては意外にも、前会長は即座に中止に同意しました。他の参加者は、とりあえず開催だけはしたいという意見だったので、「準備がどういうものかを設営までは見ることを目的とする」として、会場のキャンセルはしないこととしました。その上で、前会長が「プロップをパウチしたい」と言ったのですが、私は「そのようなことに気を回している時期はとうに過ぎている。そういうのは全部諦めてください」と答えました。前会長は不満そうではありましたが、一応承諾してくれました。その際に、前会長がなにかのイベントで使った、あるいはもらったポストカードを出して、「こういうのを用意したい」とも言ったのですが、「それをやるなら、準備にこれ以上の支障が出ない範囲で個人でやって欲しい」とも伝えました。この時はすこしばかりキレ気味だったかもしれません。
なお、設営も前会長と私で当初から意見が違っていました。60m^2の部屋に、前会長は6卓用意すると言っており、私は人の動きや声を考えると、経験と感覚からですが3卓というところだろうと言っていました。kuzu/NULLさんも同意見で、「うまく配置できたとして4卓が限界だろう。荷物をどこに置くか、内緒で菓子くらいは食べるとして、菓子や飲み物を置くテーブルを考えると、やはり3卓になるかもしれない。単純に計算すると、一畳がアパートなどの規格では1.5m^2弱。60m^2は40畳。30人の参加で一人あたり1.3畳。卓の真ん中付近になる面積、荷物を置く面積、通路となる面積を考えると、一人あたり一畳を割り込むだろう。1卓5人で6卓とすると30人になるが、到底快適な環境とは言えない」と具体的に指摘していただきました (30人というのは、前会長が想定していた人数です)。それを持って前会長に話しましたが、「6卓でやった経験がある。今は、面積に対してそれくらいの人数である。だから6卓から変える必要があるとは思わに」との返答でした。しかし、参加者一人あたりが専有できる面積が一畳に満たないというのはいくらなんでも詰め込みすぎだと考え、ここは私の考えを押し通しました。前会長は「せっかく、ある程度の大人数を呼べる機会なのに」とは言っていましたが、人数を呼ぶことが目的なのか、快適にゲームをすることが目的なのかを考えれば、選ぶ選択肢は明らかでした。
結果として開催予定日の数日前に出てきたポスター案は、B2版程度を想定したカラーの案でした (大きさについてはそのとおりだと前会長も言っていました)。幹事として、開催日の数日前にそのような大判のポスター案を出されても使い道がなく、ここでもkuzu/NULLさんに頼ることになりました。しかし残りの日数を全部使ってもせいぜい4日という状況ではkuzu/NULLさんも活用方法は思いつかず、前会長からの案はボツにせざるを得ませんでした。前会長は「期日が迫ったから睡眠時間を削って描いた」と言っていましたが、ここにおいてポスターの〆切りに対する認識がまったく異なっていたことがわかりました。何度も「今度こそ案を出して下さい」と言っていましたが、前会長にとっての〆切りは開催日数日前だったというわけです。先に書いたとおり、kuzu/NULLさんが言った「当日会場で出展する感覚かもしれない」という言葉通りだったことがわかりました。
kuzu/NULLさんからは代わりに、「即効性はなくともその図案を見ただけで【つきこん】からの告知だとわかるものを作ったらどうか」という案をいただきました。なんとかそれなりにと私が考えた図案が、現在使っているものです。
ボツにした祭には、現在使っているものとは違う、せめてtwitterなどで「なんだろう?」と思ってもらえる図案を急いで提示しましたが、前会長からは「デザインのことをわかっていない。読んで欲しい情報を読める大きさではない」と反論されました。しかし、その時点ではポスターに書く内容は無いほど望ましく、内容はサイトを読んでもらうという形にするしかありませんでした。なにしろ4日あるかないかなのです。告知に使えるツールはtwitterも含めたSNSくらいしかありませんでした。そこに、大判ポスターの画像を入れても意味がありません。比較的簡潔な、かつA4やA5といったあたりのポスターならば使える時期も過ぎており、kuzu/NULLさんが言うとおりいわばアイコンが必要でした。
何ヶ月前に最初のポスターやフライヤーを出すかによって、必要とされるポスターなどにはそのような違いがあるのだと前会長に説明しましたが、「宮沢さんが言っていることはまったくわからない。そのような違いがあることなど聞いたこともない」と、結局は話を最後まで聞いていただけませんでした。
ですが、前会長の案をボツにしたことが最終的には引き金になったようで、前会長はそのまま【つきこん】を放棄しました。
以後、個人的な理由もあり、1月、5月、9月に【つきこん】をオープンな会として開催していこうと考えていました。そこで、2019年5月の段階で、kuzu/NULLさんと9月開催分について話し合ってきました。この2019年5月からは、大月市になんらかの関係がある人 (通勤、通学など) を主なメンバーに置いた会にしたいという方針で告知などを行なっています。これもそれまでの【つきこん】とは違う点です。それまでの【つきこん】は、大月市外からの参加者を主体にする、より正確には大月市の人はメンバーになる可能性がないために無視し、市内に向けての告知も行なわないという前会長の方針でやって来ていました。しかし、さらに1年前 (2018年春ごろ) からは、市外からの参加者はほとんどいない状況で、市外からの参加者のみで会を成立させることが無理であることは明らかでした。加えて後に前会長が【つきこん】を放棄したこともあり、2019年9月の開催予定は0からの出発となりました。以来、kuzu/NULLさんにはtwitterなどでの告知も含めて精力的に助けていただいています。
なお、【つきこん】の開催については、短期的には2019年10月の台風が痛かったと考えています。【つきこん】の再開に繋がるかと思える状況ではあったのですが、中止せざるを得ませんでした。
「うまく行くかどうかはまったくわからないが」という前置き付きで、どちらかと言えば参加登録や参加者のリスト管理、参加費の管理、そして会場の仮押さえの後の確定かキャンセルかを決めるために、クラウド・ファンディングを活用したらどうかという案もいただき、これは今 (2020年1月) も、5月の開催に向けて行なっています。2019年9月、2020年1月のクラウド・ファンディングは失敗していますが、kuzu/NULLさんには告知の文章や活動報告などを書いていただいています。 2019年9月分のクラウド・ファンディングが失敗したこともあり、「やはり毎月開催した方がいいのか」と、kuzu/NULLさんに相談もしました。こちらについてはtwiplaにてkuzu/NULLさんに文面を書いていただいています。
このようなことから、本来ならば2018年の10月か11月から毎月kuzu/NULLさんへの支払いが発生しているはずですが、そこはkuzu/NULLさんに甘えてしまっているという状況です。現在のクラウド・ファンディングにおいては、kuzu/NULLさんの取り分として3万円を計上しています。これは、何ヶ月か準備をするオープン会の運営委託の料金としては、kuzu/NULLさんが設定している本来の金額の1/7程度となっています。それに加えて、毎月の開催の告知などを含めると、kuzu/NULLさんへの本来発生する支払いの1/10以下で引き受けていただいていることになります。この1/10というのは、kuzu/NULLさんが「痛い目にあったことがあるので、どういう特段の理由があろうともこの割引率は絶対に適用しない」と言っている割引率に該当します。しかし、失敗したとは言え、9月分と1月分のクラウド・ファンディングの文面作成やサイトとのやりとりも行なっていただいています。ですから、実際には1/10ではなく、1/30の金額を計上しているに過ぎないとなります。kuzu/NULLさんはクラウド・ファンディングとそこで告知している2020年5月の会だけが対象だと言い、「1/7だから、まだギリギリ範囲内」と言ってくれていますが、kuzu/NULLさんに対しては申し訳ないという思いしかありません。これまでクラウド・ファンディングは2回失敗していますが、クラウド・ファンディングの成功・失敗とは関係なく、依頼をこなしてくれているのですから、請求があるのが当たり前です。その請求をなんらかの理由でkuzu/NULLさんに遠慮させてしまっている現状は、非常に情けないものだと考えています。 これからもkuzu/NULLさんを頼りにして、【つきこん】の再開を目指して行きたいと考えています。kuzu/NULLさんには、相談に乗っていただいているお礼を一日も早く必ずしなければならないと考えています。欲を言えば、現在のクラウド・ファンディングが成功し、kuzu/NULLさんへのこれまでのいわばツケをすこしでも返せればという思いはあります。 また、同時に前会長に【つきこん】を返せる時が早く来るように活動していきたいと考えています。kuzu/NULLさんには、さらにご迷惑をかけることになるかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。
以上