おんがくのくに
(タイプライターで綴られた詩です。原文のまま掲載します)
むかし むかし ある ところに ともこ という おんがくの きらいな こが いました
ともこは うたが へたで おまけに おんがくを きいても なんとも おもいませんでした
ともこは 「なんで おんがく なんか あるんだろう おんがく なんか きいたって おもしろく ないのになー」と いいました
あるひ ともこが おんがくしつに のこされました ともこは つまらないので そとを みていました
すると たいこの おとが どこから ともなく きこえて きました すると ともこの あしが たいこの おとと いっしょに うごきます すると あたりの けしきが かわっていきます ともこは びっくり して あるくのを やめよう と しました。
でも あしが とまりません やっととまったと おもって ともこは ほっとしました 「ここはどこ」と いうと おんがくの くにだよと こえが しました
うちへかえりたい と ともこが いいました それは できん これから きみに てすとを やって もらう ごうかくすれば うちに かえしてあげよう まずは おどりからだ
ともこは いっしょうけんめい おどりました すると だんだん たのしく なってきました
ようし いいだろう こんどは うたを うたってみなさい ともこは いっしょうけんめいに うたいました すると だんだん うたが うまく なって いきました
ふむ いいだろう うちに かえしてあげよう このひかりに むかって あるいてごらん しばらくして とつぜん ともこのまえが
きがつくと つくえの うえでした ゆめかと ともこは おもいました
よくじつ おんがくのじかん うまく うたが うたえました ともこは あれは ゆめではなかったんだと おもい それからというもの おんがくが すきに なりました
めでたし めでたし
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