翼と根を同時に持つことについて
恐怖を乗り越え、新しい世界の存在を受け入れ、明晰を使いこなし、新しい世界(ナワールの海原)へと飛び立っても、力を使いこなせなければトワールという地面に降り立つことはできない。
地面に降り立つこととは自分の日常的な行為をあえてきっかけとして自分を見失わないようにする行為である。それは「コントロールされた愚かさ」という 地面に対して愛を持てば、普遍的なものを信じることができれば、翼を持ちながら根を持つことは可能になる。
この旅行で、どんな場所にいても、自分が安心して暮らせる、全く寂しくならないのは、日常生活において丁寧に物事と接している、いわば根を下ろすことをどの地でもできるからではないのかと思った。
散歩している時でも、その瞬間を楽しむ、そんな姿勢を持っているから、今この瞬間を大切に、そんな思いを持っているから、自分の大切な部分は場所によらず常に自分と共にあって、自分の姿勢が変わらない限りはどこに旅してもいのではないかと思えるようになった。自分の世界をどこでも作るのは旅において重要スキルではないかと思ったり