what
【性質】
関係詞のwhatは名詞節を作る。
名詞のwhatには、関係代名詞と疑問代名詞の2種類がある。
形容詞のwhatには、関係形容詞と疑問形容詞と感嘆形容詞の3種類がある。
whatは形容詞節を作らない。
関係代名詞のwhatのみ副詞節を作る場合があるが、定型的な慣用表現に限られる(他の4つは名詞節しか作れない)
∴小文字のwhatは名詞節を疑え!
whatは名詞・形容詞のどちらかの働きをする。
名詞のwhatの働きは、主語、動詞の目的語、前置詞の目的語、補語である。
名詞節作るwhat全体として、先行詞になることが可能
What you perceive that will fulfill your highest values goes into your long-term memory.
形容詞のwhatの働きは、名詞修飾だけである。
関係形容詞、疑問形容詞のwhatは必ず「名詞修飾」の働きを持ち、補語にはなれない
形容詞のwhatの働きは「名詞修飾」だけである
whatが補語になっている場合は、必ず代名詞(関係代名詞、疑問代名詞)である
補語の形容詞を疑問詞に変えるときには、疑問形容詞のwhatではなく、疑問副詞のhowを用いる。
関係代名詞のwhatは必ず名詞節の先頭に来るが、疑問代名詞のwhatは名詞節の先頭に来ないこともある。
代名詞のwhatが従属節の先頭にある場合、疑問代名詞と関係代名詞の両方の可能性がある
what he is searching forは「何を彼は探しているのか」と「彼が探しているもの」の二つの可能性がある
代名詞のwhatが従属節の先頭に来ていない場合は、関係代名詞の可能性はなく、必ず疑問代名詞である
for what he is searchingは「何を彼は探しているのか」の可能性しかない
関係代名詞のwhatが作る名詞節が、whatより前の語から始まることはない
疑問代名詞のwhatが作る名詞節には「whatが必ず名詞節の先頭に来なければならない」の制約はない
疑問代名詞のwhatは名詞節の先頭にこないこともある
【品詞ごとの訳出】
関係代名詞:「(原則として)モノ・コト」
例外的に先行詞が自明であれば、a timeやa womanを先行詞に取ることは可能
疑問代名詞:「何」
語順は平叙文になることに注意。
関係形容詞:「すべての」(what little S V形は関係形容詞と捉えて良い。「少ないながらもすべての〜」
I gave to the poor girl what money I had then.
all the 名詞 thatを一つのwhatにまとめた形
このwhat節を主語として使う場合、what節全体が複数形扱いになるので、動詞は複数形に対応した形になる
All the help is possible.のAll theをwhatに変えて、what help is possibleにすると、全体は「可能である全ての助力」という意味の名詞節になる。
疑問形容詞:「どんな」(名詞の内容を訪ねている)
Ask John what subjects he studied yesterday.
数えられる単数形でも不定冠詞はつかない
感嘆形容詞:「なんて、いかに、どんなに」(whatと名詞の間に入る形容詞を強調している)
The boy exclaimed what a big fish it was.
こちらは不定冠詞がつく。不定冠詞があればこれに確定する
感嘆文を作っているときは「なんて」
名詞節を作っているときは「いかに、どんなに」