リーニュクレール
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リーニュ・クレール(ligne claire)は、フランス語で「明確な線」を意味する用語で、ベルギーの漫画家エルジェ(『タンタンの冒険』の作者)が開拓した描画スタイル 。用語自体は1977年にオランダのアーティスト Joost Swarte がロッテルダムで開催されたエルジェの展覧会の際に命名したもの。
特徴は均一な太さの滑らかで連続した線、簡略化された輪郭、影やハッチングのないフラットで変調のない色彩、そして明瞭さと可読性を重視した表現。
リーニュ・クレールの成立にはジャポニズムの影響も指摘されている。具体的には、1860年代の日本開国以降にヨーロッパへ流入した新版画(shin-hanga)のスタイルが、均一な描線と平面的な色彩処理を通じてリーニュ・クレールの形成に寄与したとされる。
なお、新版画と記載しているが、新版画は大正〜昭和初期(1910年代〜)に渡邊庄三郎を中心に興った運動であり、1860年代のジャポニスムの時期と少しずれている。当時ヨーロッパに流入し印象派やアール・ヌーヴォーに影響を与えたのは主に浮世絵であり、リーニュ・クレールへの影響源も浮世絵を含む日本版画全般と捉えるのが妥当と考えられる。
https://aesthetics.fandom.com/wiki/Ligne_Claire
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