MBTIの心理機能の一覧
2つの機能
知覚機能
情報の取得方法(インプット)
判断機能
判断の仕方(アウトプット)
各機能はそれぞれ 2 つの型をもつ
知覚機能
感覚型: Sense
自分が過去・現在に経験した具体的情報を重視
直観型: iNution
物事の共通性・背後に隠れた理論や将来の仮定を元にした情報を重視
判断機能
感情型: Feeling
どのように感じるか・人間関係の調和に基づく
思考型: Thinking
客観性に基づいて判断
単に feel を欠いているだけに見えるSummer498.icon
あまりこれに良いラベルをつけすぎるのも考えものだ
feel側の価値基準を理解できるならfeel側の振る舞いも「考えて」「合理的に」導き出されたものだと思える
無機質な物に偏重している
「客観的」というのは「無機質な物で測定可能な」と言える
各型はそれぞれ内向的/外向的に分けられる
外向的感覚: Extraverted Sensing
他者の感情・全体の調和を重視
内向的感覚: Intraverted Sensing
自分の感情・価値観を重視
外向的直感: Extraverted iNution
社会のルール・広く広まっている有効な理論を重視
内向的直感: Intraverted iNution
論理の整合性・そもそもの理由・原因追及を重視
外向的思考: Extraverted Thinking
物事の共通性・イメージの派生を重視
内向的思考: Intraverted Thinking
物事を一つのイメージ(シンボル)に集約・物事の時間的推移を重視
外向的感情: Extraverted Feeling
現在の状況に対応することを重視
内向的感情: Intraverted Feeling
自分の経験を重視
8つの心理機能の表
table:8つの心理機能
外向的 内向的
知覚 感覚 Fe Fi
直観 Ne Fi
判断 思考 Te Ti
感情 Fe Fi
https://scrapbox.io/files/66e4ccd8bbfc76001d619389.png
8つの心理機能の対立(ペア関係)
外向的感覚(Se)-内向的直観(Ni)
SとN、eとi
内向的感覚(Si)-外向的直観(Ne)
SとN、iとe
外向的思考(Te)ー内向的感情(Fi)
TとF、eとi
内向的思考(Ti)-外向的感情(Fe)
TとF、iとe
両方逆になる
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心理機能の順列と16タイプ
※下記内容は消滅サイト「MBTI性格タイプ論の視点から世界を覗こう」からの引用です。サイトが復活した際は、リンク化してこのページは削除する予定です。
8つの心理機能を得意な方から順に 4 つ並べることで個人の性格タイプを分類する
普通に並べると$ _8P_4=8\times7\times6\times5\times4通りあるように思う
制約を考えることで順列の数を減らす
8つの心理機能の順列の制約
1. 知覚対の制約 (命名: Summer498.icon)
感覚(Sense) と 直観(iNution) の機能は必ず 1 つずつ使用される
その際に一方が 内向性(Intraverted) なら他方は 外向性(Extraverted) である
Si -- Ne もしくは Se -- Ni を用いる ($ 2通り)
2. 判断対の制約 (命名: Summer498.icon)
思考(Think) と感情(Feel) の心理機能は必ず 1 つずつ使用される
その際に一方が 内向性(Intraverted) なら他方は 外向性(Extraverted) である
Ti -- Fe もしくは Te -- Fi を用いる ($ 2通り)
3. 知覚と判断の心理機能は両方使用される ($ 2\times2=4通り)
4. 第一の心理機能と第二の心理機能の外向性 (Extraverted) / 内向性 (Intraverted) は逆になる
5. 知覚と判断の調和 (命名: Summer498.icon)
第一の心理機能が知覚 (Perceiving) の機能を担うものなら、第二の心理機能は判断 (Judging) の機能を担うものである。
第一の心理機能が判断 (Judging) の機能を担うものなら、第二の心理機能は知覚 (Perceiving) の機能を担うものである。
6. 第一の心理機能とペアのものは、第四の心理機能になる。
7. 第二の心理機能とペアのものは、第三の心理機能になる。
これらの制約を整理すると 16 種類の組み合わせが考えられる
数えやすいように制約を整理する
1. 第一心理機能は任意の心理機能を取りうる ($ 8通り)
2. 第二心理機能は以下の制約を満たす心理機能である ($ 8\times\frac12\times\frac12=2通り)
1. 第一心理機能と第二心理機能の外向性 (Extraverted) / 内向性 (Intraverted) は逆になる ($ \frac12削減)
2. 第一心理機能と第二心理機能の知覚 (Perceiving) / 判断 (Judging) は逆になる ($ \frac12削減)
3. 第一心理機能と第四心理機能は対になるものが選ばれる ($ 1通り)
4. 第二心理機能と第三心理機能は対になるものが選ばれる ($ 1通り)
5. 第三/第四心理機能を決定する対は以下の通り
外向的感覚(Se)-内向的直観(Ni)
内向的感覚(Si)-外向的直観(Ne)
外向的思考(Te)ー内向的感情(Fi)
内向的思考(Ti)-外向的感情(Fe)
16 タイプと心理機能の組み合わせ一覧
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性格タイプの順序をカルノー図式にすればより理解しやすくなる