和文解釈
【肯定と否定を逆転させる】
日本語で肯定ならば、英語では否定で表せないか、日本語が否定ならば、英語では肯定で表せないかと考える
「お手柔らかにお願いします」→「過酷にしない」
→Don't be too hard on me.
「傘を持ってこなかったことが悔やまれる」→「持ってきたらよかったなあ」
→I wish I had brought an umbrella with me.
【日本語の自動詞構文で、主語に所有格が付いているときは、その所有格を英語の主語にして他動詞構文にする】
日本語が「誰それの名詞が①する」なら、英語では「誰それが名詞を③する」にする
「名古屋の名所がまた一つ増えた」→「名古屋がもう一つの名所を得た」
→Nagoya has got another famous spot.
日本語が「誰それの名詞が〜になる」なら、英語では「誰それが〜な名詞を③する」とか「誰それが名詞を〜する」にする
「息子の想像力が豊かになった」→「息子が豊かな想像力を持った」or「息子が想像力を豊かにした」
→My son has got a good imagination or My son has enriched his imagination.
【「ある・なし」の表現は「見つける」という動作と関連づけられるときは、findやseeを使える】
「その角を曲がると、バス停がある」
→Turn that corner, and you will find a bus stop.
「その本はどこにあったんですか?」
→Where did you find that book?
「彼の家を訪ねたが彼は不在だった」
→I called at his house but found him out.
【日本語が熟語表現のときは、それに対応する英語の熟語表現を探すのではなく、事柄を分析的に説明する英語にする】
「彼は、毎週木曜日の晩、ラジオの書評番組を聴いている」→「ラジオの書評番組」って?となったときは事柄を英語で説明すれば良い。→書評番組というのは「番組の中で本が論評される、そういう番組」のこと
→a radio programin which books are reviewed
「外国を旅行しようとする人は、英語をマスターしておけば、大体間に合うものだ」→「間に合う」?→「自分の言いたいことを相手にわからせることができる」
→Those who are going to travel abroad will be able to make themselves understood in most cases, if they have mastered English.
【V1できずにV2する】
《「おっ」と思った具体的なものもストック》
【Aは、人の努力の結晶である】
「1つ1つの文化財は、それを維持するために尽くしてきた数多くの人たちの多年の努力の結晶である」
→「多くの人々が長年の間、文化財を維持するよう努力してきた」
→We must remember that many people have been making efforts to preserve them for a long time.
(We can enjoy seeing them because many people have been making great efforts to preserve them for many years.)
【「これは」対策】
「これは」という日本語につられてthisにするミスに気をつける。
thisを使うと、目の前にある「これ」の感じがする
これはもう〜ではない
【「今日」】
「きょう」なのか「こんにち」なのかは文脈による。
あいまいさを排除したければtodayを用いるのは控える。
「今日の学生」はyoung students todayのように用いられる。