その語自体に反対概念が存在するような単語
the country/ the countryside「田舎」⇄the city「都会」
(countryには「国」という意味もあるため、同じ文中にthe cityを伴わないときは紛らわしいので、the countrysideを用いるべきである。田舎の意味のcountryとcountrysideには必ずtheが付くが、cityは対比概念でなければtheが付くとは限らない。
the individual「個人」⇄the group「集団」
the right「右」⇄the left「左」
the former「前者」⇄the latter「後者」
the east「東」⇄the west「西」/ the north「北」⇄the south「南」
the beginning「始まり」⇄the middle「中間」⇄the end「終わり」
in the morning「午前中」⇄in the afternoon「午後」⇄in the evening「夜」
in the summer「夏に」⇄in the winter「冬に」
in spring「春に」⇄in autumn「秋に」(慣用的にtheが付かなくても良い)
※at nightにはtheは付かない。昔は夜は寝ていて人間活動をしていなかったからだろう。活動をしていないのであれば、比べるものもないわけだ。
正確にはthe eveningは「日没から寝るまでの時間帯」を、nightは「寝ている時間帯」を指す。よって、the eveningは「夕方」のみならず「夜」という訳語にも適応する。
wrongは形容詞であって名詞ではないから、このtheはwrongに付いているとは言えないが、wrongで修飾される名詞にもしばしばtheが付く。これはwrongという語が反対概念のthe rightを想像するから。