前置詞/副詞のイメージ
【前置詞】
from:〈時間の起点〉〈場所の起点〉を示す。数学的イメージは「点」
from the windowは❌。fromは起点を表すので、太陽光線の光源が窓ということになってしまう。
since:〈時間の起点から現在まで〉を表す。数学的イメージは「線分」
into:「狭い物の中に入り込む」
get into university「大学に入学する」→enterではなくget intoを用いることで、「狭き門をくぐり抜ける」という感じが出る
through:目的語が具体物の時は〈本当に中を通す〉ということになる、目的語が抽象名詞のときは〈手段〉を表す
through the windowは、日光は窓を通すから可能。
「携帯電話で」→through one's cell phoneは不可。cell phoneは具体物なので、これだと「携帯電話の中を通す」ことになってしまう。on one's cell phoneが正しい。
through the Internet「インターネットで」、through trial and error「試行錯誤で」は可能。
aboutとon:「Aに関する本を読む」と言うとき、read a book about Aと書くか、read a book on Aと書くかの2択がある。その本の内容が詳しい専門書ならonにする。aboutの基本的意味は「周辺」なので、「A関係周辺の本」という感じであまり詳しくないが、onの基本的意味は「接触」なので、書き手は毎日Aのことと接触している感じになり、詳しい本というニュアンスになる。
to:〈プロセスを含む〉
go hiking to Okutamaは不可である。go hiking in Okutamaが正しい。toはプロセスも含むので、発現している場所から奥多摩までの行程をハイキングすることになってしまう。
【副詞】
on「先へ」
go on to college「大学に進学する」:go to collegeでも良いが、副詞onがあった方が「(高校から)引き続き大学へ進学する」というニュアンスになる