サウンドデザインのおすすめツール~波形Editor
DAWがIllustrator(非破壊編集)だとしたら、こちらはPhotoshop(破壊編集)みたいな感じ。
波形の細かい仕上げや、精密な編集を行う。
おすすめ波形エディタ
SoundForge Pro (by Magix)
もともとSonic Foundry →Sony→ときていまはMagix社の製品になっている。(日本ではソースネクスト社が販売)
GUIはそっけないが、精密かつ正確な波形編集ができる。
また、バッチ処理機能がよくできていて、たくさんの波形を同時に処理やコンバートしなければいけないときにとても役に立つ。
定価は高いのだが、時々ソースネクスト社のホームページで80-90%オフで手に入れることができるのでその時がねらい目。
ビデオ編集ソフトのVEGASや、ループシーケンサーの元祖ACIDと一緒に購入しても激安。
Windows用しかないのがたまにきず。
Audition (by Adobe)
AdobeのCC(Creative Cloud)の中に入っているツールなので、デザイナーが気軽に導入できるプロ級のツールなのはメリット。
WindowsとMacと両方に対応しており、他のAdobeのツールとの連携もしやすい(例:Premiere Proなどのビデオ編集ソフト)
すごくいいツールだと思うのだが、波形を読み込んでそのまま保存しただけでも波形が変わってしまうという欠点があり、ちょっと信頼性においては残念。
あと普通の人にはサブスクリプションで単体でも月に2480円以上かかるので、買いきりで使いたい人にはお勧めできない。
Audacity (オープンソース)
フリーかつオープンソースだが、大変よくできた波形エディタ。
かなり多機能で、多くのエフェクトプラグインが使え、お金かけたくない人にはすごくよいし、初心者にも比較的おすすめ。
保存の時に、そのままだとプロジェクトファイルの保存になってしまうので、ちゃんと「書き出し」(Export)しないと、WAVやAIFFなどへの保存ができないのは、ちょっと概念的には難しいかも。
ASIOには標準ではライセンスの関係で対応していないが、ソースからコンパイルするとASIO対応にできる。
コマンドラインでも使える。