ルリアと陣使いと元老院
雪の大陸ハーネイスの最北端に位置する丘に住む民族。またはその地名。 どの国にも所属せず、閉鎖的で、他国の人間と関わりが薄いため、血が混ざり合わず、独自の文化が発達している。
陣の能力を認められ、陣使い(一銀糸・二銀糸ともに)になったものは、本人の出自に関わらず、ルリア最高位の身分を与えられる。
能力者の子孫は能力者であることが多いが、その限りではない。
陣の能力を持つものは、年々減っている。
元老院は、定期的に使節団をルリア全土に派遣して、各所から能力者(15未満の子供)を集めている。 能力者の選択は自由意志だが、陣使いに申し出ればそのまま一銀糸を与えられ、最高位の身分の暮らしができる。
能力者の血縁者も、相応の身分と報奨金が与えられる。
一銀糸を得た大半の能力者は、そのまま学院に入学する。(というか、そうしないと今後陣を使う機会はほぼない。学院に行かずとも一銀糸という身分は与えられるが、ルリアの中で陣使いは名誉あることとされてるので、大抵の子供は学院に入学し、陣を学ぶ) 使節団:
陣の能力を持つ子供たちを各所に探しに行く集団。元老院の命のもとに活動している。
陣を使う能力がある人間に与えられる資格
一銀糸:
特定の条件下で陣を使用できる。
・学院内での講義(仮陣が多く、正陣が認められるのは稀)
・監視官立会いのもとでの披露(流れは事前決定されたもののみ ←代表者が申請し、正式に(元老院の)許可を得たものであることが前提)
・二銀糸の陣使いの指示・許可のもと
二銀糸:
陣を使用できる。
(二銀糸を持つ陣使いに対しての陣の制限は存在しない。だが、特定の条件下以外で用いることを元老院含む多くの陣使いはよしと考えないため、元老院の望まない使い方をあえて選択する者は少ない)
二銀糸の位は元老院の判断で渡される。一度渡したあとに剥奪された前例はない。(前例がないだけで、元老院の判断で剥奪することは論理上可能。そもそも、ルリアの政のすべてを元老院が行なっているため、抑圧するものはない)
銀糸を持つ:
使節団に認められれば、(元老院への申請手続が必要だが)誰でも一銀糸を得られる。
「一銀糸=ルリアの位の一つ」であるため、ルリアを統率する元老院から位を受けた形となる(直接の授与式などがあるわけではないが)ので、手続きは必須。
元老院:
ルリアの政を統率する賢人。
陣使いで構成される。