リヴェン
贖罪の追放者
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基本情報
英名:
かつてノクサス軍の剣術家であったリヴェンは、信念と非道なまでの手際よさを武器に軍隊で昇進し、伝説のルーンブレードと自らの戦団を授かった。しかし、アイオニアとの戦いで故郷への信念が試されることになり、結局、それは破壊されてしまった。ノクサスそのものが再構築されたという噂が盛んに飛び交うなか、彼女は帝国とのつながりをすべて断ち切り、砕けた世界で自分の居場所を探した。囚われの身となりノクサスに連れ戻された彼女は、かつての祖国で裁きを受けることになる…
難易度:高
参考リンク
デザイナー
ゲームプレイ:
ナラティブ:
アート:
映像資料
チャンピオンスポットライト、チャンピオンテーマ、ティーザーなどの動画
バイオ
「戦士の剣はその主の真の心を映すもの。私の剣は黒く、そして砕けている」~ リヴェン
ロングバイオ
紛争の永続を前提としている以上、ノクサスから孤児がいなくなることはない。名もなき戦闘で父を亡くし、難産だった彼女自身の出産で母を亡くしたリヴェンは、岩肌もあらわなトリベール丘陵に広がる帝国所有の農場で育った。
子供たちは過酷な荒地で生き延びるだけでも強靭な身体と決然たる意思が必要だったが、リヴェンはそれだけにとどまらず、日々の糧(かて)以上のものを求めた。彼女は地方戦団の徴兵官が農場を毎年訪れるのを見て、そこに自分が夢見た生活があると感じた。帝国のために力を尽くすことを誓ったとき、彼女はノクサスが自分を愛娘として迎え入れてくれるであろうことが分かっていた。彼女はずっとそれを望んできたのだ。
リヴェンは天性の兵士であった。まだ年少ながら何年も過酷な労働に耐えてきた彼女は、自分の背丈よりも長いロングソードの重量にもすぐに慣れた。激しい戦いの中で彼女には新しい家族ができた。戦友となった男女たちとの絆は、何があっても壊れないだろうと思われた。
リヴェンの帝国への献身は並外れたもので、ボラム・ダークウィル皇帝から直々に黒い金属のルーンブレードを下賜されたほどだった。それは宮廷の青白い肌の秘術師が魔力を込めた剣だった。カイトシールドよりも重く、しかも同じくらいの身幅を持つこの剣は、まさにリヴェン好みの剣だった。
それからほどなく、ノクサスの軍団は長期的な侵攻計画の一環として、海を渡りアイオニアへ向かった。
新たな戦争が長引くにつれ、アイオニアが徹底抗戦をする構えであることが明らかとなった。そのような中、リヴェンの部隊は激戦地となっているナヴォリ地方を通過する別の軍団の護衛を任された。軍団長のエミスタンはゾウン出身の錬金術師を雇い、新兵器を試そうと意気込んでいた。軍での経験も豊富で、自らすすんでノクサスに命を捧げる覚悟を持っていたリヴェンであったが、この兵士たちには何か不穏なものを感じ取っていた──そこには彼女を非常に不快にさせる何かがあったのだ。彼らが荷車で運んでいた薄い陶器製の壷。彼女の知る限り、そのような壷を必要とする戦場などないはずだった…
両軍団は進軍を続けるにつれ、より激しい抵抗に遭うようになった。土地そのものが彼らを斥けようとしているようだった。あるとき、暴風雨のなか泥の川と化した丘陵を進んでいたリヴェンと部下の戦士は、その謎の荷車と一緒に立往生してしまった。そしてまさにそのとき、アイオニアの戦士が現れたのである。危険を察したリヴェンはエミスタンに支援を要請した。
だが要請に応えたのは、稜線から放たれた一本の火矢のみだった。そのときリヴェンは、もはやこの戦争はノクサスの領土拡大を目的としてはいないことを悟った。これは友軍の犠牲など意に介さない、敵の殲滅のみを目的とする作戦だったのだ。
火矢は荷車を見事にとらえた。リヴェンはとっさに剣を構えたが、自分以外の人間を守るには遅すぎた。割れた壷から薬品の炎が吹き出し、絶叫が夜空に響き渡った。アイオニア人もノクサス人も、苦痛に満ちた凄惨な死を遂げた。リヴェンは剣の魔力によって焼けつく有毒の煙から守られたものの、それ以降彼女を永久に苦しめることになる、裏切りと恐怖に満ちた光景を否応なく見せられることとなった。
その後何が起きたのかをリヴェンに知らせるものは、断片的な記憶と悪夢しかない。彼女は自分の傷を縫い、死者を悼んだ。だがそれ以上に自分の命を救った大剣を忌み嫌うようになった。剣に刻まれた言葉は、どれだけ多くを失ったのかを思い起こさせ、彼女を嘲うのだった。リヴェンは夜が明ける前に剣を破壊し、ノクサスとの最後の繋がりを断とうとした。
だがやっとの思いで剣を粉々にしても、心は休まらなかった。
これまでの人生を支えてきた信念と確信を失ったリヴェンは自らに追放の刑を科し、戦いで荒れ果てたアイオニアの地を彷徨った。そして剣を破壊した村に再び戻ったとき、彼女は己の自己破壊衝動が、村人の最も崇敬する老師の命を奪ったことを知った…だがそれでもアイオニアは、リヴェンに赦しの抱擁を与えたのだ。
ノクサスにはそのような慈悲はなかった。「始まりの地」から帝国が撤退してずいぶん経つが、かの国がリヴェン、あるいはルーンブレードのことを忘れ去ったわけではなかった。裁きを受けさせようとやってきた追手たちと激しく争った末に、リヴェンはこれ以上自分のためにアイオニア人の血が流されることを拒み、脱走兵としての罪を贖うことを決めた。
鎖につながれノクサスに戻ったリヴェンには、いまだ過去の亡霊が取り憑いている。先の皇帝ダークウィルは失墜し、帝国は発展したと噂されていた。しかし、彼女はこの先自分がどうなるのか、元の自分をもう一度取り戻せるのか、確信を持つことができずにいる。
日本語ボイス
日本語声優:北西純子
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