フィドルスティックス
古の恐怖
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基本情報
英名:Fiddlesticks, the Ancient Fear
ルーンテラの中で何かが目覚めた──古代の恐ろしい何かが。フィドルスティックスとして知られる永遠の恐怖は文明の僻地をうろつき、疑心暗鬼にさいなまれた地域に引き寄せられると、恐怖に怯える犠牲者たちを貪る。ギザギザの刃を持つ鎌をその手に、か細いガラクタを寄せ集めてできたクリーチャーは恐怖そのものを刈り取る。そして、生き延びることの方が不運だと思わせるほどに、精神を粉々に砕く。カラスの鳴き声や、人間のような姿をした何かの囁きが聞こえたら注意しなければいけない…フィドルスティックスが戻ってきたのだから。
難易度:高
参考リンク
デザイナー
ゲームプレイ:
ナラティブ:
アート:
映像資料
チャンピオンスポットライト、チャンピオンテーマ、ティーザーなどの動画
バイオ
「奴は我々を刈り取っている。我々が何を恐れているのか知っているんだ」~ ~名もなき犠牲者
ロングバイオ
昔々、海のほとりに立つ塔で、愚かな若いメイジが制御する術も知らずに「あるもの」をこの世に召喚した。少年の前に現れたそれは、歴史そのものよりも古い存在だった。天を覆う星のない夜よりも闇に近い存在。世界が必死で記憶から消し去ろうとした存在──そして、ほんの一瞬の後、メイジの少年も化け物も、塔もろとも時空の中へと消えてしまった。
少なくとも、伝説ではそう語り継がれている。
フレヨルドでは、子供たちが焚火を囲みながら、氷に閉じ込められた墓場から蘇る化け物の話をして皆を怖がらせる。その化け物は兜と丸盾と毛皮と木でできていて、よろよろとぎこちなく歩くという。ビルジウォーターでは、酔っぱらった船乗りたちが、決して生還できないと噂される遠方の小さな環礁に、誰かがぽつんと立っているのが見えるという話を酒の肴にする。古くから伝わるターゴンの伝説には、ぼろを纏って何事かを呟いている化け物の唯一の楽しみを、どうやって超常の子が奪ったのかという話が、また、ノクサスの熟練の戦士たちの間では、作物が不作だったのはお前のせいだと責められ、鴉の餌にされた孤独な農夫が悪魔となって蘇るという寓話が好んで語り継がれている。
デマーシア、イシュタル、ピルトーヴァー、アイオニア、シュリーマ。ルーンテラの至る所で、無数の語り手たちによって、このような伝説が形を変え、繰り返し紡がれ、世代を超えて語り継がれてきた。恐怖の現場に忍び寄る、人間のような姿をした「あるもの」の話が。
しかし、それらは幼い子供たちを怖がらせるための単なる「おはなし」だった。フィドルスティックスと呼ばれる荒唐無稽な古の化け物そのものを怖れる者はいなかったのだ…
そう、これまでは。
人々の間で恐怖心と猜疑心が高まっているのを感じ取り、あるものがデマーシアの奥地で目を覚ました。首都から何百キロも続く農地を越えた地方にあるいくつかの保護区から、たった数日の間に人々の姿が消えてしまった。昔からある街道から旅人たちが消えた。王国の国境へ巡回に出た衛兵たちは帰ってこなかった。そして、狂ったような目をした生存者たちは、道端の酒場に逃げ込んで顔を掻きむしりながら、鴉ではない鴉を見た、この世のものとは思えない音を聞いた、そして死者から盗んだしわがれ声で話す、案山子の形をした歪んだ恐怖の化身を見た、とむせび泣いた。
多くの者は無法者のメイジたちを責めた。メイジたちが反乱を起こしたこの時代に、そういった非難は珍しいことではない。
しかしその真相はもっと恐ろしいものだった。「あるもの」が再び戻ってきたのだ。あの海辺の塔の若きメイジのおとぎ話のように。その悪は永遠とも思える時の間、この世から姿を消していた。当時、誕生したばかりだった人類文明は、噂話として、神話として、後に伝説として警鐘を鳴らしてきたのだが、はるかな年月を経てそれらは今やただの寓話となっていた。そのあまりに異質な存在は、魔法に関する現代の知識のほぼすべてをも否定するものだった。それは遠い古の時代から、ずっと存在してきたのだ。その名を口にする者がいれば獣でさえも毛を逆立てるほど、生きとし生ける者から恐れられている存在。
その復活をきっかけに、人々の記憶から消えかけていた物語が、辺境の地のあちこちで再び息を吹き返した。姿も思考も、自身が棲むこの世界に対する理解も持たず、自らを人々が恐れる未完の姿に作り上げる、邪悪なる伝説。それは創世のけたたましい産声の中で命を与えられた、万物が恐れる恐怖。悪魔の存在が知られる前から存在する悪魔。
少なくとも物語の中ではそう語られている。
しかし、フィドルスティックスは本当に存在する。
日本語ボイス
日本語声優:
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