フィオラ
高潔なるデュエリスト
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基本情報
英名:Fiora, the Grand Duelist
ヴァロランでもっとも恐れられる決闘士フィオラは、冷ややかで狡猾、そして目にも止まらぬ速さで強靭な両刃の剣レイピアを振るう。フィオラはデマーシア王国の名家であるローラン家に生まれた。ある時、一族を貶める事件が起こり、その結果フィオラは父親から一家の実権を奪うことになった。この事件によってローラン家の評判は地に落ちたが、フィオラは一族の名誉を回復してデマーシアの貴族として再起させるべく力を尽くしている。
難易度:低
参考リンク
デザイナー
ゲームプレイ:
ナラティブ:
アート:
映像資料
チャンピオンスポットライト、チャンピオンテーマ、ティーザーなどの動画
バイオ
「名誉の名の元に、私はあなたを倒すためここに来た。あなたは何の名誉も持っていないけど、どのみち死は免れない」~ フィオラ
ロングバイオ
貴族であるローラン家の末娘であったフィオラは、生まれながらに政治の駒となる運命を背負っていた。デマーシアの貴族同士が同盟を結ぶため、いずれは政略結婚させられるのが当然とされていたのだ。しかし、フィオラには到底これを受け入れることはできなかった。その上彼女は幼い頃から大人の言いなりにはならない少女だった。母親は、フィオラのためにデマーシア一腕のいい人形師に、今にも動き出しそうな精巧な人形を幾つも作らせた。しかしフィオラは人形をメイドにあげてしまうと、兄のレイピアを手に取り、内緒で剣術を教えるよう兄に迫った。父親は娘のために美しいドレスを作らせようと、仕立て屋が使うマネキンを何体も用意していたが、フィオラはそのマネキンを、突きや斬りといった剣術の稽古に使った。
フィオラの数年間にわたる物言わぬ抵抗は功を奏さず、彼女が18歳を迎えると、クラウンガード家の血を引く一族との縁談が進んた。そして、ある夏に結婚式が執り行われることになった。式はデマーシアの首都で開かれ、かの国王ジャーヴァン三世も直々に参列する運びだった。
結婚式当日、招待客がぞくぞくと到着する中、フィオラは立ち上がるとこう言い放った。他人の手に人生をゆだねるくらいなら、死んだほうがましだと。フィオラの行いによって恥辱を受けた息子のため、クラウンガード家は昔ながらのやり方──決闘による報復を要求した。
フィオラは即座に要求を飲んだが、彼女の父、セバスチャンは王にこの場を執りなしてくれるよう嘆願した。ジャーヴァン三世はこれまでも貴族間の確執を取り除くために尽力してきたが、今回の事態には王も手出しが出来なかった。フィオラはすでに決闘を受けていたため、後戻りはできない。
残された道は一つしかなかった。セバスチャンは、娘の代わりに自分が闘う資格があると申し立てた。
一方でティアナ・クラウンガード総司令官も、ドーントレス前衛隊の練達の戦士を、一族のため決闘に挑む者として指名した。セバスチャンが勝てる見込みは無いに等しかった。このままではローラン家の名誉は失墜し、フィオラは家名を汚したとして追放される。避けられない現実を前に、フィオラの父親はある決断をする──だがそれは、その後何年も一家に汚名を着せることとなる。
決闘の前夜、セバスチャンは決闘相手に悟られぬよう、感覚と動きを鈍らせる薬を盛ろうとした。しかし企みは失敗し、彼はその場で逮捕された。
罪は明白だった。セバスチャン・ローランは名誉の根源たる掟を破ったのだ。彼は公開処刑で縛り首にされるという犯罪者同然の裁きを受けることとなった。父親の処刑前夜、フィオラは牢獄を訪れた。そこでどのような会話が交わされたのか、今となっては彼女しか知る者はいない。
翌日、詰めかけた観衆の見守る中、フィオラは王座に歩み寄った。彼女は王の前にひざまずいて剣を捧げ持つと、自らの手でローランの家名を父親からはく奪し、裁きを下すことをお許しくださいと口上を述べた。父娘は目にも止まらぬ速さで戦った。その場に居合わせた者は、踊っているかのような見事な剣さばきを、決して忘れることがないだろう。フィオラの父親は優れた剣士であったが、それでも娘には及ばなかった。剣が交わされるたび、フィオラと父は互いに別れの言葉を口にしていたが、ついにフィオラが、目に涙を湛えながら父親の心臓をレイピアで貫いた。
国王ジャーヴァン三世は厳然たる様子で、セバスチャンの罪は全て贖われたと裁定した。そして、フィオラが家長の座を継ぐことになった。両家の仲違いは解決し、一連の出来事は終息を迎えた。
そうは言っても、人々の記憶からこの事件があっさりと消えることはなかった。生来のあけすけな物言いと、冷徹とも映る率直さを持ち合わせ、フィオラは宮廷で新たな職務についたが、どこへ行っても噂話をされ陰口を叩かれるのは変わらなかった。彼女は兄たちから家長の座を奪ってしまった。このまま尊大な娘が独り身で居続ければどうなるだろう。大都デマーシアに血で血を洗う争いをもたらすだけなのではないだろうか?
正義の名のもとにさらなる剣をふるう代わりに、フィオラが選んだのは親族を頼ることだった。彼女のいとこやさらに遠縁の親戚の中には剣の達人として名をはせる者も多かった。さらにフィオラは自身が批判にさらされないよう、家族全員に貴族の身分を与えた。デマーシア国内で、フィオラと彼女の一族は剣技にさらなる磨きをかけるため、共に心血を注いでいる。決闘は遥か昔から存在しているが、必ずしも死をもって決着をみる必要は無い。
もしもこの考えに誰かが異を唱えるならば、その者の信念がどれほどのものなのか、フィオラは喜んで戦いに身を投じるだろう。
日本語ボイス
日本語声優:皆川純子
LeagueVoiceの日本語ボイス動画
基本コンセプトアート
ゲーム内モデル コンセプトアート
スプラッシュアート コンセプト
基本スプラッシュアート:[
(スキン名):
エモート コンセプトアート