バード

流離いの庇護者

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基本情報

英名：Bard, the Wandering Caretaker

星の向こうからやってきた旅人であるバードは幸運の使者であり、創造と、創造の裏に広がる冷たい無関心との調和を保つために力を尽くしている。ルーンテラには超自然的な彼の性質を伝える歌が数多く残っているが、誰もがこの宇宙の放浪者は強力な魔法の力を宿す遺物を求めてやってきたのだと考えている。バードを手助けしてくれる陽気な精霊のミィプたちに囲まれた彼の行動には、悪意など一切感じられない。彼は大いなる善のために活動している…彼ならではの摩訶不思議な方法で。

難易度：高

参考リンク

デザイナー

ゲームプレイ：

ナラティブ：

アート：

映像資料

チャンピオンスポットライト、チャンピオンテーマ、ティーザーなどの動画

バイオ

「彼の足音の鐘の音は変化の響きだ」~ ライズ

ロングバイオ

天界に住むほとんどの者たちにとって、彼らの故郷は七色に輝く純粋な星の光の糸で織られた不思議で鮮やかなタペストリーのように見えていると言われている。だが、とある一人の崇高な存在にとって、その次元の形をとらない永遠の美は目で見るものではなく、耳で聞くものだった──永遠の命を持つ謎めいた吟遊詩人、バードにとっては、見事な天空は神秘的な交響曲であり、神々しい音楽だった。

はじめ、バードは音のない宇宙をあてもなく彷徨っていただけだったが、それでも彼にはある強烈な予感があった。それは、いずれ何かがこの宇宙を満たすことになるだろうという予感だった。運命は裏切らなかった。最初の星々が創られると同時に沈黙が破られ、熱狂的な創造の音がバードの耳に鳴り響いた。

星々の生誕の後にはインスピレーションや思考の微粒子が残されて、それらと共に、彼は星間に奏でられたハーモニーをたどって星から星へと渡っていった。その半音からなる不完全なエネルギーの粒子──もしくはミィプ──は、バードが宇宙のオーケストラに自らの声を加えるたびに引き寄せられて、完全な調和をもって永遠に鳴り響くのだった。

それは彼の最高傑作でこそなかったが、それでも彼は誇らしい気持ちだった。

しかし悠久の時が過ぎ、ある時から不協和音が混ざり込み始めた。最初のうちは、バードも気付かないほどに小さな音だった。しかし、愛してやまないミィプに注意を払ってみると、ところどころ音の強弱の変化がおかしくなっていたり、シンコペーションが予期しないものになっていることに気が付いた。そればかりか、あったはずの場所から音がなくなっていることも多くなっていた。

バードは問題の手掛かりを求めて天界を探し回り、やがてその原因を突き止めた。それはなんとも興味深いものだった──全く独自の歌がある世界。

確かに、ルーンテラが人智の及ばぬ魔法の力をもって奏でた音楽は、そこに住まう定命の存在と同じように原始的で未発達であり、混沌としたものではあった…だがそれにもかかわらず、その音楽には嵐の中に轟く雷鳴のような、あるいは風の中に揺れる木のチャイムのような独特の美しさがあった。しかし単にバードが心を動かされたというだけであればよかったのだが、不幸なことに、その歌は天界全体との旋律の調和から大きく逸脱しており、そして破壊的なものになりつつあったのだ。何とかしなければならない。

アイオニアの始まりの地に舞い降りたバードとお供のミィプは、物質世界へと渡った。そこで突然のごとく彼の耳は目のようになり、彼はさすらいのショーム演奏家の荷車から拝借した装身具や服を身にまとって、人の目を惹きつける、三つの穴が開いた円形の仮面を着けるようになった。

バードは初めの数十年間は世界中を旅して、道中で遭遇した人々を戸惑わせたり喜ばせたりしていただけだったが、当初想像していたよりも事態はずっと複雑だった。何かの誤りにより、ルーンテラには原始的な事物や未知の力が数多く存在してしまっており、それが生来の宇宙の秩序を乱しているようだった。視線を天界へと投げかけたバードは、天界に存在する別の力がここで働いていると推測した──しかしそれが何であるのかまでは分からなかった。

それにもかかわらず彼は庇護者の役割を果たすことにして、そこにあるべきではないものを回収しては、それ以上害をなさない場所に戻してきた。これは宇宙を調律する第一歩に過ぎないかもしれないが、同時に、この先に待ち受けるものから世界を救うための唯一の方法でもあるのだ。

バードは未来について盲目ではなかった。ひとつの領域ではなく、すべての領域を巻き込む大きな争いが近づいていることが、彼には分かっていた。いずれは彼も、味方につく側を選ばなければならない時が来るだろう。

日本語ボイス

日本語声優：なし（グローバルで共通）

基本コンセプトアート

ゲーム内モデル コンセプトアート

スプラッシュアート コンセプト

基本スプラッシュアート：[

（スキン名）：

エモート コンセプトアート