ニーラ
放たれし喜び
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基本情報
英名:Nilah, the Joy Unbound
ニーラは決してひるむことなく歓喜の表情を浮かべながら壮大な冒険に挑む探求者で、永きにわたって封印されていた喜びの悪魔の力を使って悪を正す。大いなる邪悪を倒すことで知られる伝説の英雄団に誓いを立てた禁欲的な戦士だ。彼女はこの悪魔と自身を結びつけた儀式で取り交わされた厳しい掟を守っており、その力は悪魔の牢獄となっている聖なる湖から流れ、光り輝き揺らめく水となって現れる。ニーラは国の内部にいるヴィエゴを封印した者を探す冒険の旅をしている最中だったが、さらに大きな脅威の復活が迫っていることを感じ、この旧世界の神話と対峙する覚悟でいる。それは彼女にしかできないことだ。
難易度:高
参考リンク
デザイナー
映像資料
https://www.youtube.com/watch?v=P_ykJKAC1J4
https://www.youtube.com/watch?v=xiCXFXIFqGA
https://www.youtube.com/watch?v=iOE7Wmcs-m4
バイオ
「人生に至福を、そして死後には永遠の至福を」~ ニーラ
ロングバイオ
自信と歓喜に満ち、口元にはいつも不気味な笑み。そんなニーラがなんの前触れもなくビルジウォーターにやってきたことで、街は騒然となった。荒ぶる大海蛇たちと戦う彼女の姿を見た者は、人間の能力に限界はないと感じ入った。ニーラは外洋の海面上を駆け、七色にきらめく鞭剣を振るうと、海蛇たちの体の上に登り、華麗に始末した。その間、彼女が動きを止めたのは、この“好敵手”たちの健闘を讃えたときだけだった。家屋よりも大きな敵であれば、ニーラは決まって戦いを挑む。敵が強ければ強いほど、その体躯が大きければ大きいほど、それを討伐しなければならないという彼女の意志は強まる。
ニーラはなぜこんなにも強いのか、どこの生まれなのか。すべては謎に包まれている。かつては別の名でまったく別の生を送っていたが、その事実を知るのは彼女本人だけだ。
カスカンの大家族に生まれ、のちにニーラとなる彼女は、早熟な子供ではあったが、もともと戦士ではなかった。それどころか、神話と伝説が好きなただの読書家に過ぎず、体も弱かった。境を接するカマヴォールが1000年ほどまえに崩壊したことで、カスカンはそれなりの平和を享受しており、偉大なる戦士や誉れ高い英雄はもはや必要とされていなかったのだ。少なくとも、ニーラはそう考えていた。
だが、英雄たちの時代は終わってなどいない。そうであってほしい。そんな願いから、ニーラは色褪せない古の物語を収集しては、貪るように読んだ。巨獣たちの叙事詩や、神々の眼下で激突し合う、輝ける戦士たちの叙事詩を。世界がまだ若く、人類の敵がひしめいていた時代の物語を。滅びの王ヴィエゴとその悲劇的な最期を、最初のドラゴンたちの起源を、カスカン家の解釈による創世記を。彼女はそういった物語を読み、そのひとつひとつを記憶した。
そんな彼女がとりわけ好んだ物語がアッシュレッシュの物語群だった。
喜びの主アッシュレッシュ──9人の残忍な兄弟らとともに世界を窮地に陥れた、無数の手肢を持つ獣。 始原の喜びに飢えたアッシュレッシュは神々の領域を呑み込もうとしたが、神々はこの獣を返り討ちにし、地下のセブンス・レイヤー内に、無辺なる光の湖に封印し、伝説の英雄団に見張らせた。
この物語に隠された多くの謎を解いたニーラは、その舞台がカスカンの首都の真下に位置していることを突き止める。興奮のあまり、彼女は英雄団を捜す旅に出る。彼らの秘密を解き、あわよくば自分も等しく英雄として並び立つために…
その後、彼女は消息を絶った。ニーラにまつわるあらゆる知識──彼女の顔、声、ほんとうの名前──といったものは、 人々の記憶から消えた。 記録は渦を巻いて蒸発し、壁や紙に残された文字は消え、友人も家族も彼女のことを思い出せなくなっていた。まるでニーラなど最初から存在しなかったかのように。
10年後、ふたたび姿を現わした彼女は自らの故郷に“初めて”足を踏み入れた。彼女が知っていた世界と彼女を結びつけるものは何もなかった。が、その口元には奇妙な笑みと、やむことのない喜びがこびりついていた。長らく姿を消していた間に何があったのか、それが本人の口から語られることはなかった。もしかしたら伝説の英雄団を見つけ、彼らから戦いと魔法の技を教わったのかもしれない。あるいは始原の悪アッシュレッシュと対峙し、伝承に聞く闇のなかで10年にわたる戦いを繰り広げ、ついには勝利を収めたのかもしれない。あるいは、これはあの少女ではなく、彼女の肉体を借りた別の何かなのかもしれない…いや、そうした憶測を継ぎはぎしたものが真実なのかもしれない。その正体が誰もしくは何であるにしろ、彼女は伝説にある運命の大河になぞらえ、自らを“ニーラ”と呼ぶようになった。
そして、彼女は自らの使命に取りかかった。
ニーラは身につけたしなやかで曲芸的な強さと、計り知れない力を秘めた水の刃を武器に、古代神話上最強の敵たちを討伐する旅に出た。すなわち、カマヴォールのドラゴンたちの始祖にして無敵のグランドマザー・ヴァイパー、カーネリア渓谷に住まう変化(へんげ)と災厄の悪魔イマーゴ、残虐無道の半神ナバヴェリカスを。
新たな敵が立ちはだかるたびに、ニーラは鮮やかで猛烈な激戦の末にこれをくだし、見る者すべてを圧倒した。
勝利を重ねるたびに、ニーラ自身が伝説となっていった。そして、それとともに叙事詩が編まれ、彼女が旅するほうぼうの地に広まった。アッシュレッシュの力を味方につけたニーラは、いつの日かカスカンの平和を脅かすであろう敵に対し、その力を振るった。彼女の心のなかには、かつて失ったものの記憶、いずれ来たるべきものに関する知識があった。それらに駆り立てられ、彼女はより強い敵を求め、どこへでも赴いた。
ひ弱な本の虫だったあの少女の身に何が起きたにしろ、ニーラは今、解き放たれし至福とともに未来を見つめている。彼女はただそこにいるだけで、まわりの者を鼓舞し、武器を取らせる。そして、その偉業により、人々は英雄となった彼女のことを思い出す。かつての彼女のことは、もはや誰も思い出せないとしても。
ニーラは揺るぎない喜びをもって、ルーンテラに仇なす神話上の敵たちと戦っている。自らの身を守れない人々を守るためなら、世界の終わりそのものにも立ち向かうだろう。
日本語ボイス
日本語声優:https://www.youtube.com/watch?v=hYg6eOzBEKA
基本コンセプトアート
ゲーム内モデル コンセプトアート
スプラッシュアート コンセプト
基本スプラッシュアート:
(スキン名):
エモート コンセプトアート