ニーコ
不思議のカメレオン
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スプラッシュアート
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基本情報
英名:Neeko, the Curious Chameleon
遥か昔に途絶えたヴァスタヤ部族の末裔であるニーコは、他者の風貌を拝借してどんな集団にでも溶け込むことができる。彼女は相手の感情を吸収し、即座に敵か味方かを判別することができるのだ。ニーコがどこにいるのか、あるいはニーコの正体が何者なのか、確信を持てる者はいない。だが彼女に害をなそうという者は、やがてその真の力を目の当たりにするだろう。そして原初の霊的魔法の威力を身をもって知ることになるのだ。
難易度:中
映像資料
https://www.youtube.com/watch?v=cH7v8d3Ihts
https://www.youtube.com/watch?v=o-834WeZECk
https://www.youtube.com/watch?v=3rKhj0N_eaU
https://www.youtube.com/watch?v=1aewhcisaQw
バイオグラフィー
「ウーヴィ・キャット族は滅びた。ニーコはもう、一人の部族なんだ」~ ニーコ
ニーコは東の彼方に浮かぶ人知れぬ孤島に生まれた。そこでは古代ヴァスタヤ部族の生き残りが、世界から隔絶された環境で暮らしていた。彼らはウーヴィ・キャットと呼ばれ、その血筋をさかのぼっていくと、すべてのヴァスタヤの祖とされる伝説のヴァスタヤシャイ=レイへと行き着く。
ウーヴィ・キャットは、たぐいまれな能力を持つ平和を愛する種族であり、その社会は調和を重んじ、霊的領域と自然な融合を果たしていた。そのためウーヴィ・キャットは、誰かのそばに近づくだけで自らの霊的本質であるショウ=マを他者と交流させ、相手の姿かたちをそっくり真似ることができるのだ。ウーヴィ・キャットたちは隠し事もなくお互いに気兼ねのない関係だったが、そんななかでも若いニーコはひときわ好奇心旺盛で、明るく活発なたちだった。
ニーコは遊びが好きで、いろんな物をどこかに隠して誰かに当ててもらったり、秘密の「考え」を読み当てるゲームを楽しんだ。際限のない好奇心を持った彼女は、魔法の加護を受けた純真無垢な存在だった。
しかし、そんな暮らしもいつしか終わろうとしていた。水平線の向こうから大変動がやってきたのである。
ウーヴィ・キャット族の長老たちの判断はすばやく、彼らがその身を挺してくれたおかげで、ニーコは存亡の危機に瀕した故郷から辛うじて逃れることができた。不格好ながらもなんとか鳥の姿に変身した彼女は、もうもうと煙を上げる破壊された故郷をあとに飛び立った。同胞の悲鳴が物質世界と霊的領域の狭間へと消えゆくのを感じながら。
数日後、絶望と疲労の果てにニーコは海へと落下した。流木にしがみついて潮の流れに身を任せるうちに、彼女の視界に奇妙なシルエットが浮かんだ。波を越えて声が聞こえてくる。ニーコはその奇妙な物体の方へ泳いでいった。
最後の力を振り絞って彼女が這いのぼったのは、ハレルポートという街へ向かう商船だった。ニーコは休めそうな場所を見つけて腰をおろすと、霊的領域を通じて失われた仲間たちに呼びかけたが、返ってきたのは散り散りになった悲しい叫び声、そして水平線の向こうにかすかに見える、うず高く積みあがった枯れた木々の光景くらいだった。
やがて船が港に着き、ニーコはハレルポートの街に降り立った。それは彼女にとって、奇妙で新たな世界との出会いとなった。神経という神経があまりの刺激にウズウズするようだった。こんな状況に置かれたら、たいていの生物は――たとえそれがウーヴィ・キャットであっても不安を感じるばかりだっただろう。しかしニーコは違った。町にはあらゆる種類の人々がごった返していて、その目的や姿かたちもさまざまであった。そこは色とりどりの物語と経験が渦巻く場所だった。ニーコはそんな街の姿に魅了された。
街の様子をもっと見に行こうとしていた矢先に、ニーコはクレーテという名のヴァスタヤの船乗りに声をかけられた。その言葉はほとんど理解できなかったが、ニーコがどの部族に属するのかを知りたがった。ニーコはショウ=マを彼と触れ合わせて、クレーテの顔と表情をコピーした。友好のしるしと思ってそうしたのだが、クレーテはどうやら全く好感を持たなかったようだった。敵意に染まっていく彼の思考に圧倒されたニーコは、人混みのなかへ逃げ込んだ。そして何度も姿を変えながら、逃げるように町を後にしたのだった。
ハレルポートから内陸へと向かったニーコは、青々とした熱帯の木々に囲まれて少し前の出来事を思い返していた。人が意思を伝える手段を言葉だけに限っていることが、ニーコにはまるで理解できなかった。それはあまりに……不便ではないか?
彼女はジャングルのなかで遭遇したしなやかな森の猫の姿に成り代わり、彼らと一緒に駆け回って心を慰めた。ニーコは猫の敏捷さを気に入り、その鋭く輝く瞳に故郷のことを思い出していた――だがあるとき突然、群れのリーダーが強く、美しい黒髪の人間の女性へと変身した。ニーコは驚き、向き合った両者の間にしばらく張り詰めた空気が流れたが、やがて相手は自らをニダリーと名乗って渋々ながらもニーコを仲間に迎え入れた。
ウーヴィ・キャットの秘密を他人に打ち明けることはためらわれたが、ニーコはニダリーに深い親愛の情を感じていた。この野獣の女狩人が、どこかでヴァスタヤ部族につながっているのではないかという気がしたのだ。いつしか両者の間には友情がはぐくまれ、何か月も一緒に自然のなかを歩き回るほどの仲になっていた。
それでもニーコは、窮屈さや欠点も含めて、都会というものに魅力を感じていた。そうこうするうちに夢のなかに先祖が現れ、何度も何度も白くなった枯木の枝を示してみせるようになった。枯木はもう一度、芽吹こうとしている。だが「彩り」がなければ芽吹けないのだ。それだけは確信があった。ニーコは新たな旅に同行してくれるようニダリーに頼んだが、彼女を説得することはできなかった。
意気消沈はしたものの、ニーコの決意は固かった。彼女は一人で出発した。
ウーヴィ・キャット族の一人として過ごしたかつての生活はもう取り戻せない。だがニーコは魔法のような未来を思い描いていた。それはヴァスタヤもヨードルも人間も、そしてそれ以外のあらゆる生き物をも受け入れられる大きな仲間たち――夢と志を共有する者たちの部族である。誰もが自分の居場所を見つけられるような、そんな新しい仲間たちを彼女は思い描いていた。ニーコはこの部族に入るべき人々を探すことを決意した。彼らと友達になり、命を懸けて彼らのショウ=マを守ることを。
そんなニーコの心を知れば、誰もが彼女を好きにならずにいられない。そしてニーコを好きになったなら、誰もがニーコの心を持たずにはいられない。彼女はそういう存在なのだ。
デザイナー
日本語ボイス
日本語声優:村瀬迪与
LeagueVoiceの日本語ボイス動画
基本コンセプトアート
ゲーム内モデル コンセプトアート
スプラッシュアート コンセプト
基本スプラッシュアート:
(スキン名):
エモート コンセプトアート