セラフィーン
希望のメロディー
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基本情報
英名:Seraphine, the Starry-Eyed Songstress
ピルトーヴァーでゾウン人の両親の元に生まれたセラフィーンは、他者の魂の歌声を聴くことができる──世界が彼女に歌いかけ、彼女も歌い返す。幼い頃は耐えられない騒音だったが、今のセラフィーンはインスピレーションを得るためにそれらを利用し、混沌を交響曲へと変えている。セラフィーンは二つの姉妹都市のために歌い、その住民たちに彼らは独りではないこと、団結すればより強くなれること、そして、彼女の目には無限の可能性が見えることを伝えている。
難易度:
参考リンク
デザイナー
アート:
映像資料
https://www.youtube.com/watch?v=kmiNkG2S9oc
https://www.youtube.com/watch?v=O11UcwRctAE
バイオ
「この歌はあなたたちに捧げるわ!」~ セラフィーン
ロングバイオ
ピルトーヴァーは誰かの夢が皆にとっての進歩となり得る場所だ。そして、そこでスターが誕生した。
セラフィーンは幼い頃から音楽が大好きだったが、その中でも特に父親の子守唄を愛していた。その子守唄はどれも美しかったが、悲しくもあった。セラフィーンの父親と母親は二人とも生粋のゾウン人だったが、より良い生活を求めて「進歩の都市」に移り住んだとき、父親はそうした子守唄をたずさえて地上のピルトーヴァーにやってきたのだった。
一家は壊れた音響機器を修理するへクスコースティックの工房を営み、セラフィーンはその窓から身を乗り出し、街のさざめきに合わせて歌った。太陽の門の労働歌や、見習いたちの口笛、会話のメロディーに合わせて──ピルトーヴァーのような賑やかな街で、セラフィーンが独りになることは決してなかった。
やがてセラフィーンは、自分には、普通の人には聞こえない、極めて親密で個人的な歌が聞こえることに気が付いた。成長するにつれ、彼女のその能力は強さを増していった。セラフィーンには愛情溢れるものから残酷なものまで、ありとあらゆる人々の魂の歌声が聞こえた──そうして彼女が愛していた街は、欲望の織りなす圧倒的な不協和音に変わってしまった。互いに相反する無数の声を、セラフィーンは理解することができなかった。混沌の中で自分の思考すら聞こえなくなり、彼女は街の片隅に隠れて震えながら、両手で耳を塞ぐことすらあった。
セラフィーンにピルトーヴァー生まれと言えるようになってもらいたかったため、彼女の両親はすべてを捨てて来ていたが、苦しむ娘を見ていられなかった。両親は貯金をかき集めて、貴重なヘクステッククリスタルの欠片を購入し、セラフィーンの魔法の聴力を弱める抑制装置を作った。数年ぶりにセラフィーンに静寂が訪れた。
しかしその静寂の中でも、彼女はあるものを──ある者を聞いた。クリスタルは、ブラカーンの血に由来するある「意識」を備えていたのだ。その声は優しかった。遥か遠くの砂漠と、大昔の祖先たちの争いを讃える歌が聞こえ、千年もの歴史が合唱していた。
畏敬の念を抱いたセラフィーンは、導きを求めた。聞こえてくる想いの強さに圧倒され、セラフィーンは自分の歌を持っていないことを不安に思った。もしも自分が他者の歌声でしかなかったら?
「我々は誰もが、他者の歌声によって作られている」その存在が歌で返事をした。
こうしてセラフィーンは次第に、耳の中の喧噪を操る方法を身につけていった。その声は、群衆と共鳴する方法や、共に歌う方法をセラフィーンに教え、日を追うごとに彼女が抑制装置を使う回数は減っていった。セラフィーンが初めて聴衆の前で歌い、自身の腕を試したとき、彼女は言葉に表せないほど緊張していた。それでもセラフィーンは歌い続け、聴衆は大いに盛り上がった。すぐにセラフィーンのファンはピルトーヴァー最大の会場にも収まりきらないほどになり、通りに溢れるようになった。それでも何かが欠けていた──群衆にも、そしてセラフィーン自身にも。セラフィーンはこれまでとは別の視点を求めて、両親が捨ててきた街、ゾウンに行くことを決意した。
ガタガタと音を立てるエレベーターに初めて乗って地下へと向かいながら、セラフィーンはなぜかそこが自分の居場所であるかのような気がしたが、それでも彼女はよそ者だった。ゾウンでも、セラフィーンは地上で聞いたのと同じような野望の旋律を聞いた。しかし、それぞれが自由なビートを持っていた。だが、地下で過ごす時間が長くなるにつれて、セラフィーンには他のものも聞こえるようになった。痛みや、全てを支配しているケミ長者に対する恐れ。甘やかされて傲慢なピル公どもに対する憎悪。その不協和音は凄まじいものだった。セラフィーンは歌い始め、この新しい群衆に耳を傾けた。彼らの心はその苦しみを歌っていた。二つの都市が分断した原因は、単なる誤解というわけではなかった。セラフィーンは、その分断を修復し、彼らを団結させたいと考えた。しかし、聞こえてくるのは同じ旋律ばかりだった。「ゾウンではそう簡単にはいかない」
やがて、セラフィーンは以前のようにピルトーヴァーを故郷だと思えなくなってきた。
彼女の持つヘクステッククリスタルの歌声が、放置された憎しみの成し得ることを警告した。セラフィーンは、自分が愛する二つの都市に、そんなことが起きるのは耐えられなかった。彼女は両親に助けを求め、抑制装置を解体すると、両親と共にクリスタルを再利用して、正反対の目的に使う動力源にした──セラフィーンの能力を抑えるのではなく、増幅するための台である。そうして、彼女は複雑さの中でも他者の歌声を聴くことができるようになった。セラフィーンは、この台をある種のステージに見立ててその上に乗り、下降してピルトーヴァーとゾウンの間の中層階に足を踏み入れた。群衆が集まり、光がキラキラと輝く中で、セラフィーンは二つの世界の住民の声を聴いた。皆彼女の歌を聴こうと入り交じっている。
それは新しい歌だった。理解だけではなく──団結の歌だった。
その歌は完璧ではなかったし、これからも完璧にはならないかもしれない。しかし、セラフィーンの歌声が大きな変化を生んだのだ。そしてセラフィーンは、自分なら他の者たちが自らの歌声を見つける手助けができるかもしれないと気が付いた。
ピルトーヴァーとゾウンの両都市において、セラフィーンは大スターとなった。自身の才能とヘクステックによって力を与えられたセラフィーンは、観客みんなの歌声をポジティブな力に変えて届けている。セラフィーンにとっては誰もが大切だからだ──苦しんでいる人々は特に。人々はセラフィーンを鼓舞し、彼女はそのお返しとして彼らを元気づけようと最善を尽くしている。
日本語ボイス
日本語声優:
https://www.youtube.com/watch?v=eMVbEA2-IXM
基本コンセプトアート
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スプラッシュアート コンセプト
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