サミーラ
砂漠の薔薇
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基本情報
英名:Samira, The Desert Rose
サミーラはゆるぎない自信を浮かべた目で死を見つめ、行く先々でスリルを探し求める。幼少期にシュリーマの家が破壊された後、サミーラはノクサスで天職を見つけた。そこで彼女は危険な任務を請け負う、クールなスタイルの命知らずとしての評判を築いた。黒色火薬の拳銃と特注の剣を携え、サミーラは立ちはだかる者は誰であろうと排除し、生きるか死ぬかの状況を切り抜ける。
難易度:
参考リンク
デザイナー
ナラティブ:
アート:
映像資料
https://www.youtube.com/watch?v=XJkWzWLG0FM
https://www.youtube.com/watch?v=1_vk6zyqlCE
https://www.youtube.com/watch?v=Gm2S3MyzgFQ
バイオ
「長所?無くはない。短所?こっちはあるな」~ サミーラ
ロングバイオ
大サイの東端に位置する街アマクラで、サミーラとその両親は大道芸人として生計を立てていた。サミーラは自分たちが見物人を惑わし、欺き、驚嘆させることにスリルを味わっていたが、両親は心配だった。本人は楽しんでいたものの、両親は娘がもっと安定した生活を送れるよう願っていた。
しかし、願いというものは砂漠に降る雨と同じくらい気まぐれなものだ。
サミーラが十四歳の誕生日を迎える前日、アマクラに武装した異国人が大挙して押し寄せた。家の垂木のあいだに身を隠したサミーラは、異国の者が古代の魔法使いの名を唱え、罪のない住民たちを捕らえるところを見ていた。沢山の人間が目の前で殺された。
サミーラは泣くことも、叫ぶこともしなかった。それよりも、彼女は怒り狂っていた──殺人者たちに対してではなく、隠れていた自分自身に対して。これまで、特に危険を伴う曲芸に挑戦するときでさえ、恐怖で足が竦むことなどなかった。そのとき、サミーラは己を憎んでいた。そして、恐れをなして無力感を味わうようなことは二度としないと誓った。
怪我を負ったものの、サミーラと両親は一握りの住民たちと共にノクサスの統治下にある港町ベル=ジュンに逃れた。ノクサスはアマクラ人に安全な避難所を提供し、サミーラに扉を開いた。
他の難民たちが平穏に暮らし安寧を得るなか、サミーラは勇敢な自分を取り戻そうと決意していた。両親は疲弊し傷を負っていたため、サミーラは独りで街に繰りだした。パフォーマンスをすることはもはや仕事ではなかった──彼女が怖いもの知らずでいられる舞台なのだ。誰も目を留めていないときでさえ、彼女はすべての曲芸を懸命にこなした。しかしそれでも家族を支えるのには不十分だった。
ノクサス軍への入隊の募集を知ったのはそんなときだった。そこから得られるであろう刺激と金に惹かれ、サミーラは入隊した。
彼女の身体能力は同僚たちを驚かせた。剣を巧みに扱い、狙いは正確。新兵のサミーラは体力トレーニングに打ち込んだ。戦闘では飛びぬけて秀でていたが、規律を守るのは一苦労だった。二年間の訓練が終わる頃、彼女の向こう見ずな気質は指揮官たちをイラつかせていた。たった一人、インダリ隊長を除いては。かつて破壊工作員だったインダリはサミーラの度胸を見込み、自分の私設部隊に彼女を引き入れた──それは、普通の軍人には危険すぎると見なされた任務を担当する特殊部隊だった。そのような危険を渇望していたサミーラは迷うことなく申し出を受けた。
生死を賭けた銃撃戦や息もつかせぬ剣戟の経験を積むことで、彼女はそこに自分の持ち味や戦闘スタイルを見出し、ノクサスの文化を完全に己のものにした。自由時間には、身体に彫った入れ墨にまつわる物語を聞かせて家族を楽しませた。入れ墨の一つひとつは、忘れがたい手柄を表したものだった。サミーラにとって一番重要なのは自分を追い込み危険をスリルに変えること、絶え間ないリスクを切り抜けることであり、そうすることで彼女は生きている実感を得るのだった。
大都からの命令を受けたインダリの部隊は、蜂起した分離論者を鎮圧するためロクランド平原に送られた。部隊が敵の本拠地を見つけ出し反乱軍のリーダーに近づいたそのとき、要塞が爆発した。建物が崩壊し、混乱を極める現場に我先に飛び込んだサミーラだったが、右目に一生ものの傷を負ってしまった。彼女は恐怖や無力感に襲われることなく、自分より深刻な深手を負ったインダリを救出するためすぐさま行動した──隊長はもはや両足を動かすことができなかった。リーダーとして自らの失策に落胆したインダリは、生存者を帰還させるとすぐに部隊を解散した。
除隊され、他に興味を惹かれるものもなく、サミーラはベル=ジュンの家へと帰った。しかしそこでの生活は今の彼女にとって耐えられるものではなくなっていた。
サミーラはノクサスの首都に戻るとインダリを探し出した。元隊長であれば、他の誰もがやらないような方法であえて危険を求める自分のことを理解しているだろうし、インダリが持つ軍内部や貴族との伝手を利用したいと考えたのだ。サミーラはもう一度新たな協力関係を結ばないかと提案した。サミーラがリスクの高い傭兵稼業を見つけられるようインダリが手を回すのだ。
インダリはしぶしぶ同意したが、それは昔の部下を何のサポートもなく戦場に独り放り出すことと同義だった…
そしてサミーラはこれ以上なく幸せだった。彼女は部隊が丸々一個必要であるような任務を熱心に請け負い、成功を遂げた。
命知らずな彼女の評判は遠方まで広がった。武器なしの接近戦でケミ長者を組み伏せる任務から、ビルジウォーターの奇襲でただ一人生き残らなければならない任務まで、どんなに勝算が低くてもサミーラはすべてを完遂した。インダリの支援もあり、ノクサスの司令官でさえこれほど危険な任務に適した人材はいないと彼女を容認していた。
今でもサミーラの仕事ぶりが衰えた兆しはない。ある日彼女は山でロッククライミングしていたかと思うと、その次の日には地元の酒場で門外漢たちと腕相撲をしているのだ。ただ、どこにいようと確かなことがある──サミーラが次に待ち受けている大きなスリルを見逃すことは絶対にない。
トリビア
日本語ボイス
日本語声優:
https://www.youtube.com/watch?v=1uG_fpDAsGQ
基本コンセプトアート
ゲーム内モデル コンセプトアート
スプラッシュアート コンセプト
基本スプラッシュアート:[
(スキン名):
エモート コンセプトアート