ブラッドハーバー
概要
とても臭い
ブラッドハーバーに来れば、まず初めに悪臭が鼻をつく。息ができなくなるほどの鳩尾への一発…そんな強烈な臭いだ。その臭いはいつまでも体内に染み付いて、二度と消えないのかと思えるほどである。切り開かれたリヴァイアサンの腹から不快な悪臭が漏れ、内臓が流れ出ている。そして、数週間前に捨てられた臓物が、血みどろの漆喰のように敷石にべったりとくっついて、太陽の下に晒されて腐敗している。そこに、一万羽の海鳥の糞と、血にまみれたスロータードックの従業員の小便が加われば、どんなに頑丈な胃の持ち主でも吐かずにはいられないほどの悪臭となる。「鬚の貴婦人」をも酔わせるくらいにバンダナを大量のラム酒に浸して鼻を覆ったところで、その臭いからは逃げられない。 由来
水揚げした魚の血(と殺された海賊の血)が敷板に染みついて取れないことから
彼が職を見つけた地区はブラッドハーバーと呼ばれていた。船あげ場の敷板には赤い血が常に流れ、潮の満ち引きでもそれが洗い流されることはなかった。それでこの名がついたのだ。
物語
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